大学受験の会場の下見はするべき? 入試本番への影響とは
1.下見にまつわる筆者の経験
受験会場の下見は意外と大事です。筆者はセンター試験直前期に、寒いし面倒くさいし電車賃ももったいない、と思って下見をする気分ではなかったのですが、学校の先生のすすめに後押しされ、はるばる御茶ノ水まで行きました。御茶ノ水駅につくまでは簡単だったのですが、駅から試験会場(なんとも不吉な駿台予備校でした)までの道で迷子になり、時間がかかったうえ、体力を消耗しました。一方で二次試験では駒場の下見をしなかったため、試験会場がわからなくて困りました。東大の場合、会場は○号館の○教室と表現されるのですが、○号館が意外とわかりにくかったです。(今もよくわかりません)
2.下見のメリット
筆者の経験を読んでいただければわかるように、試験会場がわからないまま当日を迎えるのは、それだけ不安材料が増えることになります。当日はただでさえナーバスになるものなので、試験会場がわかっているだけで気持ちを落ち着かせることができます。試験会場までの電車などで最終確認をしたいときも、下見をしておくと集中できます。
もう一つ、意外に大きなメリットがあります。それは気分転換になる、ということです。受験直前期は座りっぱなしで勉強するので、血流がわるくなったり、勉強が煮詰まったりします。そういった状況での下見は、遠足気分で楽しいものです。
3.下見で気をつけること(試験会場まで)
できる限り試験当日のスケジュールで下見をしましょう。起きる時間を同じにするのはもちろんですが、下見の前日は試験前日に想定している就寝時間に寝るのがいいです。持ち物もシミュレーションしましょう。(当日の受験票忘れは結構多いです。)
電車を利用する場合は本番と同じ曜日の同じ電車に乗るべきです。理由は、第一に平日・休日でダイアが変わること、第二に混雑状況を確認できるからです。また、筆者はダイアが乱れた場合の代替ルートを電車に揺られながら考えていました。駅から試験会場への道のりでは、道しるべとなる目印を決めておくのがおすすめです。トイレの位置と混雑状況も忘れずに確認しましょう。
4.下見で気をつけること(試験会場にて)
試験会場は入れる場合と入れない場合があります。入れる場合は、会場に到着したことに満足せず、試験の教室の場所まで確認しましょう。トイレや自動販売機、近くのコンビニ等も確認しておきましょう。会場に入れない場合もインターネットで会場の様子を調べておくと、筆者のように迷子にならないと思います。
下見のすすめ
試験直前期に下見をするのは、面倒くさく、勉強時間がもったいないと思う方も多いと思いますが、直前期では心理的な安心はとても大事な要素になってきます。試験当日、会場までのアクセスに気が散ることなく100%の力を出せるよう、ぜひ散歩がてら下見をしておきましょう。