勉強法 ゲームをやめさせたら成績が低下する!受験生の遊びと成績の関係

ゲームをやめさせたら成績が低下する!受験生の遊びと成績の関係

ゲームをやめさせたら成績が低下する!受験生の遊びと成績の関係

受験生のゲームや漫画は禁止すべき?

大学受験を控えているというのに、あまり勉強している様子のないお子さんを見ると、「本当にこのままで大丈夫なのだろうか」と思うこともあるでしょう。
受験生が勉強せずに遊んでいる、というのは、確かに問題があります。
多くの進学校が、学校に携帯や漫画などの持ち込みを禁止している理由の一つでもあると思います。
しかし、ゲームや漫画などの娯楽を制限したからといって、成績があがるわけではないのです。
実際、最終的に難関大学へ合格した受験生の多くが、ゲームや漫画も楽しみながら第一志望に合格していっているのです。
果たして、娯楽を禁止にする意味はあるのでしょうか?

メリハリをつけた勉強が必ずしも良いわけではない!

おそらく、「やっぱり遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強する、というメリハリが大事なんでしょ!」と考える親御さんは多いと思います。
では、この「メリハリ」とは一体なんなのでょうか。
例えば、テレビを見ながら勉強してはいけない、というのがよく挙げられる例だと思います。
遊びを制限していない場合でも、そのような指導をしている家庭も多いかもしれません。
しかし、人によると「寝転びながら勉強したほうが集中できる」「リビングで家族がテレビを見ている中のほうが集中できる」「ネットサーフィンをしながら受験勉強していた」という場合も多いのが事実です。
本当に集中できる環境というのは人それぞれです。
遊びながら勉強する、というスタイルで難関大学に合格した学生は結構います。

遊びを制限することで成績が下る可能性も!

受験生の間くらいはゲームや漫画を取り上げてるべきなのでないか、という意見を持つ親御さんは多いです。
実際、私が受験生の時も、家庭でのルールが決められている友人もいました。
しかし、遊びを禁止された受験生は勉強するのか?
答えはNOです。
いくら机の前に座って教科書を開いていても、やる気がなければ何十時間やっても意味がありません。
遊んでいなくとも、「ゲーム取られたから机の前に座ってみたけど、結局ボーッとしてるだけだった」というのも非常によくある話です。
そんなことをするくらいなら、5時間漫画を読んで、1時間真剣に勉強したほうが成績は格段上がります。
さらに、真剣に勉強することでその単元の内容が理解でき、勉強が楽しくなります。
娯楽を取り上げるエネルギーがあるなら、ほんの少しだけでも勉強を一緒にやってあげるなど、「勉強することそのものが楽しくなる」という気持ちを作ることを意識してほしいと思います。

受験生の理想の休憩時間の長さって?

学校の休み時間や自宅での自習の休憩時間など、どのように過ごすのが良いのでしょうか。
「この間に漫画を読むなどリラックスするのが良いのでは」と考える親御さんはいらっしゃるかもしれませんが、実際、ほんの数分遊んだくらいで満足できないのが人間というものです。
私自身は、どんなに頑張っても継続して集中できるのは3時間まででしたので、3時間程度集中したら、1時間漫画を読み、ご飯を食べる。その後、また3時間勉強して・・・ということをしていました。
ただ、ここで大切なのは「何時間やったから何時間休憩」という考え方ではなく、「集中出来るだけやって、『そろそろ勉強はじめなきゃな』という気が起こるまで遊ぶ」ということです。
自制がききづらい人はある程度の上限は決めておくべきですが、基本は自分が一番楽しく勉強できる環境を作るのが大切です。
だからこそ、逆に言えば学校の休み時間にずっと勉強していることもありますし、どうしてもやる気が出なかった時、まる2日漫画を読み続けたこともあります。

最後に

勉強に対して気持ちが向かないときに無理やり机の前に座っても意味が無いので、そういうときは自分が焦り始めるまで遊びまくるか、あえて過去問などを解いてみて「焦り」を生み出すかのどちらかがオススメです。
難関大学に合格する人は、ある意味遊びと勉強を上手に両立していますが、それは結局「自分をいかに勉強する気にさせるか」ということでもあるのです。
保護者が遊びを制限するのではなく、本人が自制できるようサポートしてあげるのが、成績向上の一番の近道だと思います。