高校受験生必見!Win-Winな英語の勉強法
1. あるものを最大限に使う。
塾に通っている、または家庭教師の指導を受けている受験生の皆さんの持ち物といえば、買い与えられる学校以外の参考書やテキストですよね。私のかつて勤めていた塾や現行している家庭教師の会社からも、それらの教材を用いて指導することを基本にしています。すると、どういうことがおきるのか?
ただでさえ勉強量をこなせない受験生にとっては、学校の宿題はおろか、提出物の提出期限を守れない事態が起こりうります。これの何が受験生にとって悪いのかといいますと、内申点が下がってしまうことです。高校受験をする上でこの点数は消して目を潰れない要点ですし、提出物評価もかなり内申点に直結します。そこで私は、普段の学習から学校の問題集を活用することを勧めます。内申点の基準の多くは、「提出期限までに答えを写さず提出できているかどうか」であるため正答率に問題はありません。その上で、塾や家庭教師の宿題を行うようにしてください。それらの宿題をサボったところで進路に関わるようなことはありませんが、学校の提出物滞納は大きな影響を及ぼします。
2. 自分で訳す。
学校の授業で何をしているのか。例外はありますが、ほとんどが英文の翻訳です。予習をせずにただ板書を取っている学生は危険です。そこで私は、必ず予習することをお勧めします。そのメリットは三つあります。
① 自分が未知の単語・熟語・文法を調べることによる記憶の定着
② 自分の訳が合っているか確かめるだけなので授業が楽
③ 英語訳の慣れ
確かに、英語の授業で行う作業を自分ですべて完結することは些か道理に反しているかもしれませんが、この予習は受験を見据えるに当たって大きな力になります。特に③はすぐにつく力ではないので、日頃から是非つけてほしいと思います。
3. 身体で覚える。
まず、なぜこの三つを覚えなければならないのか説明しましょう。
それは、この三つを覚えてしまえば英文が読めてしまうからです。だから、覚えればいいんです。そう理屈でわかっていても、記憶の定着には個人差があります。そこで私が紹介する方法は、
① 自分で単語帳を作って、②自分でテストをし、③自分でペナルティを課す。
具体的なペナルティは、テストで正答できなかった単語を嫌になるほどノートに書き写すことです。原始的で頭が悪い方法だと罵られても仕方ないですが、これを本気で取り組めば確実に覚えられます。ましてや、単語をひたすらノートに書くなんて作業は疲れますし、面倒な作業です。だからこそのペナルティです。正答できていたらやらなくてもいい作業です。人間は学習能力があるので同じことを繰り返していたら自然と覚えるものです。その典型的な例が九九です。私は何千回と口で繰り返し話していたので覚えられました。しかし英単語や熟語となるとテストで書かなければならず、正しい綴りで覚えなければいけません。以上のような理由でこの方法をお勧めしています。この勉強方法のいいところは、頭を使わなくて良いところです。数学や国語や英語の長文読解はかなりの集中力を要しますが、この勉強方法は身体があればできる為それらの勉強と同時並行できることが魅力です。私の生徒さんにも同じことをさせていますが、文句を言いながら明らかに以前より単語力がついてきました。負けず嫌いな受験生には最大限に効果を引き出すと思われます。
さいごに。
今回は英語に特化した記事だと思われがちですが、そういうわけではありません。たまたまご紹介する教科が英語であっただけで他の教科でも使えることはあります。ですから、どうしたら学力を上げられるのか自分の中で検討しながら勉強方法を選択してください。この方法なら、学力も内申点もUPを狙えます。