日本語なのに読めない⁉︎古文の勉強方法!
古文は外国語?
問題です。「やがて」という単語は古文において、何と訳すでしょうか?私達の感覚だと、「そのうち」という意味合いになりますね。ですが、古文だと「やがて」は「すぐに」という意味になります。現代の言葉とは全然違いますよね。このように、単語の意味を知らないと正しく訳せません。だから、古文は日本語なのに読めないんです。もちろん、読むためには文法の知識も必要です。何だか外国語の勉強みたいですね。古文は日本語ですが、勉強方法は外国語に近いんです。古典の得点をあげるためには、単語と文法をしっかり覚えましょう。
古文の鉄則!主語を明確にしましょう
『戦やぶれにければ、熊谷次郎直実、「平家の公達たすけ船にのらんと、汀の方へぞおち給らん』
またまた問題です。これはとても有名な古文の一節ですが、この古文の題名は何でしょうか?答えは敦盛の最期(平家物語)の一文です。国語の授業で習ったかもしれませんね。
この文章を見てわかるとおり、古文では「~が」という主語が省略されていることが多いです。主語がわからなければ、内容は理解できません。ですが安心してください。主語は前後の文章などから推測できるんです。
例えば、『戦やぶれにければ』の主語は誰でしょうか?この物語は平家が負けて逃げている様子を書いたものなので、主語は「平家」ですね。このように、文中の様々なヒントから、主語を見分けられるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?古文の勉強は、実は外国語の勉強方法に近いということがわかってもらえたでしょうか。
外国語を学ぶ時に何をしたか思い出してください。文法と単語の意味を調べながら、教科書を読みましたよね。文法と単語の意味を覚えれば、ちゃんと読めるんです。(因みに、漢文も同じです。単語と文法を覚えれば読めます)英語ほど覚える単語の量は多くないですから、実は得点が伸ばしやすい教科です。古文が全く読めなかった生徒も、この方法を使ったことで、短期間で古文と漢文の成績を合計30点以上伸ばしました。すごいですね!
以上、古文の勉強法でした。