子供に自信を持ってもらうために親ができること

こんにちは、高木です。

「子供に自信を持ってもらうために
親ができること」

について話をして欲しい

というリクエストを保護者様からいただいたので、今回はこのテーマで話していこうと思います。

テーマのリクエストありがとうございます。

子供がやる前から自分にはできないと思っていたり、自分はダメだと言ってるのを見て

「自信を持ってチャレンジして欲しい」と思っている保護者の方は多いのではないでしょうか?

「自信がないことで行動するのをためらい、
行動しないから何も変わらない」

このようなネガティブなループから抜け出せない人は、何も子供だけではなく大勢いると思います。

大人になる前に抜け出して欲しいですよね

自信とはどうすればつくのでしょう?

結論、小さな成功体験を積むことです。

こう言うと

「成功体験を積めないから困っています」

と言われることがあるのですが、成功体験は誰でも積めます。

大事なのは「本人が成功だと認識するかどうか」です。

成功と認識できなくなる一番大きな要因は「他者との比較でしか結果を見ないこと」です

例えば、以前まで数学のテストが30点だった生徒が50点に上がったとします。

この結果を

「以前できなかったことをクリアして
次のステージに進めた」

と解釈すれば成功ですし

「結局平均点に届かなかった」

と解釈すれば失敗ですよね。

マインドセットの話でも触れましたが、この解釈の違いは環境によって形成されます。
「平均以下だね」で一蹴されるような環境では
「勉強しても平均点を取れないんだ」
と思ってしまいますし

「勉強の結果が出たね」と本人の成長をフィードバックしてくれるような環境では
「勉強すればその分結果を出すことができる」
と思います。

このように、
行動したことによる

自分の変化に目を当てられること、
そのような環境にいること

が大事です。

自分の子供が上の例と同じことが起きた時、どんな声かけをしますか?何に注目しますか?

余談ですが、私は3人兄弟で弟と妹がいます。

私のかつての担任の先生が数年後、
弟、妹の担任になるということが起き、

そこで妹は先生に

「お兄ちゃん2人はできたのだから
あなたもできる」

と言われていたようです。

おそらく悪気があったわけではなく、本当にそう思っていたのでしょう。

妹は一つのことを習得するまでに時間がかかっていましたが、コツコツと努力はでき80点くらいはとっていました。

しかし、その1年間で
自分には勉強の才能がないと思い、勉強することをやめてしまいました。

そのくらい環境、特に周囲の大人からの言葉には影響があると言うことです。

 

次回は、承認と自己肯定感について

ここまでは

行動したら何かしらの変化があるから、

そこを見落とさなければ小さい成功は体験することができるというお話しをしました。

では、その行動自体が起こせない場合はどうすれば良いのでしょう?

そこでカギになるのは、承認と自己肯定感です。

これまでコーチング3要素の質問、傾聴は紹介しましたが、承認はまだ紹介していません。

次回は承認と自己肯定感について、私の好きなアドラー心理学を取り入れながらお話をします。

 

コラム

教育という訳語の基になったeducationの由来は「Educe=引き出す」です。

実はeducationとは教えることではなく、引き出すことが元来の意味だったのですね。

それを考えるとコーチングが本来の教育手法なのかもしれません。

そして、実はこのeducationの訳語をめぐって議論がありました。

教育という訳語に反対し続けたのが福沢諭吉です。

彼は

「学校というのはものを教えるところではない。子供が本来持っている資質を阻害せず引き出すことにある。

と考えていました。

それをふまえて、彼は

educationの訳語を教育ではなく
発育にすべきだ

と主張しました。

発育という訳語になっていた世界では、2020年の”教育”の形は違ったものになっていたのでしょうか?

 
 

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