子どもの成績を大きく左右する「マインドセット」とは？
こんばんは！キミノスクールの小島です。
今日は「マインドセット」について説明します。
子どもの成績だけでなく、今後の人生を左右する大切なお話なので、じっくり読んでいただきたいです。
「マインドセット」とは何か？
まず最初に「マインドセット」とは何かを説明します。
マインドセットとは広い意味では「物事に対する考え方」のようなものです。
「思い込み」や「価値観」と言い換えることもできますね。
今回は、特にその中でも「自分の才能に対する考え方」を「マインドセット」と呼ぶことにします。
このマインドセットの違いが、お子様の行動に影響するので、
結果として成績やその後の人生を大きく左右するのです。
あなたのお子様はどんなマインドセットを持っているか？
マインドセットは大きく分けて2種類あります。
「成長マインドセット」と「硬直マインドセット」です。
「成長マインドセット」とは、
「自分の能力は、努力によって変えることができる」
というマインドセットです。
つまり、「どんなことでもやればできる！」と考えているということです。
逆に「硬直マインドセット」とは、
「自分の能力は、生まれつき決まっていて変わらない」
というマインドセットです。
つまり、「自分は頭が悪いからどうせやってもムリ」と考えているパターンです。
さて、あなたのお子様はどちらのマインドセットを持っていますか？
残念ながら成績が悪い子のほとんどは「硬直マインドセット」を持っています。
マインドセットが違うとどうなるのか？
では、マインドセットが違うと日常でどんな違いがあるのか、
実際の場面をイメージしながら説明します。
例えば、あなたのお子様がテストで悪い点を取ったとします。
成長マインドセットを持っている場合、
「ちゃんと勉強してなかったのが原因だな・・・」
「次はもっと早くからテスト勉強を始めて良い点を取ろう」
という感じで
「自分の能力ではなく、努力の仕方に問題があった」と考えます。
その結果、やり方を改善し、次回以降は良い点が取れる可能性が上がります。
一方で、硬直マインドセットだった場合は
「ああ、こんなに低い点をとるなんて自分は頭が悪いんだな・・・」
「どうせ勉強してもムダだからあきらめよう」と、
「自分の生まれつきの能力に問題がある」と考えます。
そして、努力することをやめ、さらに悪い結果になるので、
どんどん「硬直」していきます。
これがマインドセットの違いです。
子どもだけでなく、私たち大人にも当てはまる話ですね。
マインドセットはどうやって決まるのか？
さて、ここまでマインドセットとは何かについて話してきましたが、
「そもそもマインドセットはどうやって決まるのか？」についてお話します。
ズバリ、「過去の経験」と「まわりの環境」でほとんど決まります。
まず「過去の経験」ですが、
これはなんとなくイメージができると思います。
あまりにも上手くいかない経験ばかりだと、
「あれ・・・自分には才能がないのでは・・・」
と思ってしまいますよね。
まぁこれも実は捉え方次第ではどうにでもなるのですが、
やはり幼少期に成功体験が多い子ほど「成長マインドセット」を持って、
どんなことでも「やればできる！」と考えるようになる可能性が高いです。
ただ、それよりも大切なのが「まわりの環境」です。
もっと言うと「いつも一緒にいる人のマインドセット」が
子どものマインドセットに大きな影響を与えます。
つまり、これを読んでいる保護者のあなたが
成長マインドセットなのか、硬直マインドセットなのか、が
子どものマインドセットに大きな影響を与えています。
子どもが失敗した時に、どんな声をかけてますか？
「なんでこんなこともできないの？」
と子どもの能力を疑うようなことを言う場合は硬直マインドセットです。
「何が原因でできなかったんだろう？」
「どうすれば次はできるようになりそう？」
など、やり方を変えれば成功できると考えている場合は成長マインドセットです。
そして、このような親やまわりからの日頃の声かけによって
子どもは自分のマインドセットを作っていきます。
ただ、マインドセットは何歳からでも変えることができます。
というわけで、次回は「子どもを成長マインドセットにするための声かけの仕方」をご紹介します。
今日のお話が少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
次回をお楽しみに。
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