成績が上がる子の特徴と育て方
初めまして、キミノスクール塾長の高木です。
今回は成績が伸びる子供の特徴とその育て方についてお話しします。
お子様の成績が上がらず、塾を探されている方は多いと思います。
個別指導や集団授業、最近では自立学習型の塾など様々な塾がありますね。
ただ、
「いろんな塾に通わせているけど全く成績が伸びる気がしない」
と感じている保護者様はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これから話す内容は、お子様の成績が上がらない根本的な原因を説明するものかもしれません。
是非、日頃のお子様の言動を思い出しながら読んでみてください。
成績が伸びる子供の特徴
結論から言ってしまいます。
成績が伸びるかどうかは「自分の才能に対する考え方」で決まります。
A「才能は生まれつき決まっていて変えられない」
B「才能は努力によって磨くことができる」
あなたのお子様はどちらの考え方を持っていると思いますか?
残念ながらAの考え方だと、成績が伸びる可能性は限りなく低いです。
このような個人が持っている考え方を「マインドセット」と呼びます。
もう少し身近な言葉にすると「価値観」や「思い込み」ですね。
このマインドセットはこれまでの経験や受けてきた教育などから作られます。
「才能は変えられない」という考え方を「硬直マインドセット」、
「才能は努力で変えられる」という考え方を「しなやかマインドセット」と呼びます。
これら2つのマインドセットは、スタンフォード大学の心理学教授であるキャロル・ドゥエック博士によって提唱されました。
この「マインドセットの違い」が様々な行動に現れ、
それらの行動の違いにより結果(成績)が大きく変わります。
マインドセットの違いによって起きること
「硬直マインドセット」の人は、努力しても能力は変わらないと思っています。
だから、「失敗する=自分は才能がない」と考えて、
できないことに対して挑戦・努力することを嫌がるようになります。
つまり、「(自分は才能がないから)どうせ努力してもムダだ」と考えるようになり、
最初から努力しないので、どんどん結果(成績)が悪くなってしまうのです。
一方で、「しなやかマインドセット」の人は、「努力すれば能力は上がる」と考えているので、
失敗しても「今はまだできないだけだ」と考えます。
だから、今の結果(成績)が悪くても、
「まだできないだけだから、今よりも努力しよう!」と考え、
少しずつ結果が良くなっていきます。
つまり、
「硬直マインドセット」を持っている子は、いつまでも成績が上がらないのに対し、
「しなやかマインドセット」を持っている子は、着実に成績が上がっていくのです。
子供がしなやかマインドセットを持つためにできること
お子様を「しなやかマインドセット」にするために、
ヒントになる2つの研究があります。
1. 「誰でも努力をすれば自分の脳を鍛えられる」という事実を、
脳の仕組みとともに教えられた子供とそうでない子供では、その後の数学のテストの点数に大きな差が出る
→「努力によって、能力は上がるんだよ」とお子様に納得してもらうことが大切、ということですね。
(キミノスクールでも、入塾時に「マインドセット」の話をしています)
2.「才能を褒められた子供」は学年と共にテストの点数が落ち、
一方で「努力や方法などのプロセスを褒められた子供」は学年と共にテストの点数が上がった。
→「結果を褒められる」と「結果が出ない時にやる気をなくす」のに対し、
「努力のプロセスを褒められる」と「(結果に関係なく)努力すること自体が楽しくなる」ということですね。
他にも、おもしろいエピソードを紹介します。
女性起業家のサラ・ブレイクリーは「今までに受けた最高のアドバイスは何か?」とインタビューされた際に、
幼少期「今週はどんな失敗をした?」と毎週父親が嬉しそうに話を聞いてくれたことだと振り返っています。
話が終わった後は、ハイタッチを交わしていたそうです。
→「失敗を称賛し、どんどん挑戦を促すコミュニケーション」が大切だということですね。
最後に
ドゥエック博士のスピーチ動画を紹介させていただきます。
塾長である私の考えを変えてくれた動画ですので、皆様にも是非ご覧いただければと思います。
10分程度で日本語の字幕がついています。
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