センター世界史を効率よく点数を取るためには教科書を読みまくる!?
基本は教科書!
センター世界史において、出題の基本とされるのが「教科書」です。おそらくどこの高校でも教科書は配布されると思います。世界史の教科書ですから当然分厚いですし、これを全部読むとなると気が遠くなりそうですよね。しかし、この教科書を甘く見てはいけません。センター世界史の試験はほとんど教科書から出されています。逆に言えば、教科書に書いていないことは出ません。教科書を隅々まで覚えれば何も怖いことはありません。といっても隅々まで覚えるのはかなり至難の業…。ではどうすればいいんでしょうか。
とりあえず3周読んで流れを大まかに掴む
まずは騙されたと思って3周読んでみましょう。授業がまだ最後まで行ってない人が大半でしょうから、とりあえずは授業で習ったところまででいいです。電車の中とか、休憩時間とか、隙間時間を利用して少しずつでも読んでみてください。最初は何となーく読むだけ、重要語句をつまむだけでもいいです。2周目、3周目から流れがつかめ始めます。これはとても大きいです。例えば年代順に並べろという問題でも流れが分かっていれば答えられます。まずは世界史全体の流れをつかむことを目標に教科書を読み進めましょう。
細かいところにも目を配る
5周もすれば教科書のどこに何が書いてあるのか分かるレベルにまで到達します(もちろん2周目以降はしっかり一文一文理解しながら読み込むことが必須ですが)。そうなると次に目をやるのは細かい部分です。下の注釈、地図、画像(説明の文字も)等のことです。おそらくそれまでは気にしてすらいなかったのではないでしょうか。しかし、センター試験の問題はこの細かいところからも出題されますし、意外と重要なことが書いてあったりします。流れをつかめたら、次は細かいところに意識的に目を向けましょう。
教科書をどんどん汚す
私の勉強法でおすすめなのは、教科書にどんどん書き込むこと。書かれていない年代や、補足情報等を書き込みます。模試などで問題演習をしていると当然知らなかったことが出てきますよね。教科書がすべてを網羅しているわけではありませんし、意外に重要なことが書かれていないこともあります。とにかく新しい情報を得たら教科書に書き込む癖をつけましょう。教科書を読んでいるときに自分の書き込みも見ることができるのでその都度思い出せるし、歴史を勉強する以上知らなくて損なことはありません。流れを知る上で必要だと思ったことは書き込みましょう。もちろんマニアックすぎることは書いているとキリがなくなってくるので程々に…。
意外に見落としがち!?年号暗記
年号を暗記するのって苦手な人が多いと思います。でも私はあえて膨大な範囲をもつ世界史において年号を暗記することを強く薦めます。なぜならセンター試験で有利になるからです。センター試験で、「この事件は何年に起こりましたか」等と直接的に年号を聞かれることはまずありませんが、かなり役立つことがあります。年代順に並び替える問題、事件が何世紀に起きたかを答える問題等です。更に問題文に年号だけ書かれている場合、年号が分かればヒントになることが大いにあります。もちろんすべての年号を暗記しろというわけではありません。とりあえず何か一つ年号に特化した参考書を買ってみてください。必ず出題頻度が書かれているはずなので、出題頻度の高いものから覚えましょう。私は私大対策用だと思ってかなり細かい年号まで覚えていましたが、まずは出題頻度の高いものを完璧にしていってください。語呂合わせでも何でもいいです。友達と問題を出し合ったりして楽しく覚えましょう!
まとめ
膨大な量の教科書を何周も読んだり、年号をいちいち覚えるなど、一見非効率に思われる勉強法を紹介してきました。年号については色々な意見があると思いますが、私は経験上覚えておくことをオススメします。しかし、教科書については経験者ならだれもが同じことを言うはずです。センター試験のすべては教科書といっても過言ではないです。騙されたと思って教科書を読んでください。必ず力がつきます。