大学受験の予備校選びで押さえておきたいポイント3選!
予備校・塾にはどんなものがある?
まず、大きく三種類に分けてみましょう。
予備校、集団授業塾、個別指導塾の三つとしてみます。 基本的に、予備校は大学受験に向けた勉強をする人を対象にすることが多いですね。
また、予備校講師一人が授業(講義)で相手にする生徒の数も一番多いと考えられます。
予備校の多くは、講義を講師が行い、質問への対応は学生アルバイトなどが対応することが多いです。
塾の場合、大学受験以外にも中学、高校受験を対象とすることが多くあります。
受験を目的としたものが多いですが、それ以外にも学校の補習であったり、学習習慣の定着であったりと様々な特色を持ったものがあります。
集団授業塾は、講師一人につき5~20人程度の生徒を対象とすることが多いと思います。
予備校も同様に集団授業が多いですが、予備校講師よりも塾講師の方が生徒との距離が近い場合が多いです。
講師は社員・学生アルバイトなど様々で、質問対応はそのまま講師が行う場合が多いです。
次に個別指導塾ですが、生徒と講師が一対一が基本で、多くても講師一人が三人を見る、というものが大半です。
非常に距離が近いですが、学生アルバイトの講師が多いため、校舎の責任者がしっかり監督できていない場所だとおしゃべりで終わることもあるようです。
価格はどうなの?
実際に興味がある予備校・塾に問い合わせるのが一番ですが、予備校と集団塾で比較すると、集団塾の方が高価なことが多いです。
その分、予備校講師は教務力に優れているとよく言われます。
個別指導塾はやはり単価が高くなりやすいです。
ただ、科目数などで当然変化してきますので、組み合わせてみるなどの工夫も可能です。
月あたりの料金が安い場合でも、教材費であったり管理費であったりと別途料金がかかることがあります。
また、季節ごとに講習として別途料金がかかることもありますので、年間を通したスケジュールをよく確認すると、安いと思ったら高かった、なんていうことを防ぐことができます。
さらに、特別対策授業といった形でオプション授業を薦めるところもあります。
料金表に書いてある以上にかかることもありますので、よく確認してみてください。
集団授業の特徴
集団授業である予備校・集団授業塾ですが、受験に向けたものであれば、カリキュラムが決まっていることが多く、途中から入塾するとその差を埋めることに苦労するかもしれません。
ただ、合格への道筋を考えたカリキュラムですので、その差を埋め、ついていけば可能性は高まります。
また、ライバルの存在がモチベーションを高めることも。
個別授業の特徴
個別指導では、本人の現状からカリキュラムが組まれます。
受験を目的にする場合、しっかりゴールから逆算されたカリキュラムとなっているかに気をつけてください。
また、本人にあわせたカリキュラムなので手を抜いてもカリキュラムが組み直されることもあり、講師によっては手を抜いても尻を叩く存在がいない、という場合があります。
これは、講師・塾の姿勢によりけりですので、実際に体験してみることが何より大事になります。
塾・予備校を選ぶときのポイント①合格実績
では、実際にどのようなポイントに注目して選べば良いのでしょうか?
まず注意してほしいのが、合格実績です。
各予備校・塾が出している合格実績ですが、どこも多く見せるために様々工夫をしています。
内部で実施した模試などのイベントに参加しただけで合格実績にカウントすることがあります。
また、複数の校舎を展開している塾・予備校では全体での実績を表示することが多いです。
入ろうと思った校舎では合格者が全然いなかった、なんということもあります。
さらに、複数の学校を受験する生徒がいるために、一人の優秀な生徒が数多く受験し合格することで、充実した実績に見える、ということもあります。
つまり、合格実績はあまり当てにならない場合が多いということです。
もちろん実績皆無でしたらそれはだめですが、実績が立派であっても成績が上がるとは限りません。
塾・予備校を選ぶときのポイント②体験
塾を選ぶときに絶対にやるべきことが、体験です。
評判のいい塾・予備校であっても、本人に合わない場合がありますし、評判が良くなくても本人にとっては良い、ということもなくはありません。
逆に、体験ができない、というところはかなり危険です。 見せたくないものがあると考えましょう。
初めての予備校・塾で体験をし、「いいな」と感じても、すぐに手続きには入らないようにしましょう。
気に入ったとしても、他のところを一つでも見てみて、比較してみるようにしましょう。
また、授業ごとに担当が変わることがありますので、できる限り多くの授業を見ると良いでしょう。
個別塾であれば、担当が入塾後に変わらないかなどを確認すると安心です。
塾・予備校を選ぶときのポイント③ブランド
TVのCMなどで名前をよく聞く塾・予備校がありますよね。
いざ探す、となったときにはまず有名な名前の塾・予備校をまず調べると思います。
しかし、注意してほしいのが、様々な予備校・塾がありますが、例えば同じブランドであっても校舎によって大きな差があるということです。
有名なブランドで、多くの校舎を展開している場合、受験情報については各校舎共通であるでしょうが、中のスタッフは校舎ごとに大きく違います。
ブランドとして知られていないような小さな塾でも、本当に熱意を持って指導にあたるところもあります。
実際にその目でよく確認してみてください。
予備校・学習塾選びより大事なもの
ここまで、予備校・学習塾の選び方について様々書いてきました。
しかし何より、大事なものがあります。
本人のやる気です(当たり前ですね)。
よく、予備校講師の評論家みたいになっている人を見ますが、そのような人がいい結果に結びつくことはあまりありません。
「予備校に通えば合格する」という気持ちは一切捨ててください。
まとめ
受験をするのは自分自身です。
講師が悪く落ちた、と言ってもその結果を受け止めるのは自分自身になります。もちろん良いサービスを求めることは当然です。
しかし、最終的な結果の責任を負うのは自分ですから、何より自分自身がしっかり勉強に取り組まなくてはなりません。
しっかり選んで、そこでじっくりと自分を高めてください。