地頭請と下地中分の違いは?キーワードは荘園!|日本史勉強法
まず、地頭請と下地中分の共通点はトラブルの解決方法ってところ。
基本的な背景として朝廷側の荘園領主の土地を幕府側の地頭が侵略をしようとするトラブルが発生していることを頭にイメージ。
■地頭請とは
土地(荘園)を管理している地頭が荘園領主に対して払うべき年貢を払わないためトラブルが発生。
そのためすべての管理権を地頭にお願いして地頭に多くの利益をもたらし年貢を安定して払ってもらえるようにしトラブル解決。
■下地中分とは
地頭請と同じ理由でトラブル発生。
荘園を機械的に2つに分け片方は荘園領主、もう一方は地頭に分配しお互いに支配することによりトラブルを解決。
基本的には地頭請でダメだったら下地中分を行うというのが流れ。