原子と元素って何が違うか知ってる!? |化学勉強法
化学を勉強しはじめたころに出てくる言葉、「原子」と「元素」
原子と元素は、なんだかよく似ていますね。
ですが名前は似ているけれどまったく異なる言葉です。
まず私たちの身の回りにあるもの——あなたの持つペンや消しゴム、座っている椅子、パソコンやスマートフォン、さっき食べたおやつ、空気、そしてあなた自身まで、どれも小さな粒が集まってできています。
小さな粒、と呼んでいてはややこしいので、この粒は「原子」と呼ぶことにします。
では、ゲンソってどんな漢字を書くかな…?
元・素、「元(もと)の素(もと)」って書きますね。
「もと」であるからには、それ以上簡単にすることはできません。
すべてのものの「もと」を「元素」と呼び、
「もと」の種類によって名前を付けてあげましょう。
この名前が、「水素」や「酸素」、「炭素」などになります。
「原子」は小さな粒を、「元素」は「原子」を含めた、すべてのものをつくっている「もと」の呼び方にすぎません。
周期表にはこの世界をつくっている「もと」=「元素」がそれぞれ名前と記号をつけられて、並べられているのです。