優勢の法則と分離の法則と独立の法則の違いとは|生物勉強法
今回は遺伝のお話です。
遺伝の問題ってややこしいし、難しいですよね。
そんな遺伝の問題の解き方のコツを紹介していきます。
やっぱり遺伝の基本といえばメンデルの法則です。
優勢の法則、分離の法則、独立の法則の3つの意味、ちゃんと説明できますか?
遺伝の問題のコツ…実は、「しょうもない」とおもわれるかもしれませんが、このメンデルの法則についてきちんと説明できることなんです。
何が言いたいかというと、基本をおろそかにすると難しい問題は解けないってことです。
それでは、メンデルの法則のおさらいをしましょう。
■優勢の法則
遺伝子には、表現型に現れやすいもの(優勢遺伝子)と、表現型に現れにくいもの(劣勢遺伝子)があります。
この2つが1つの個体に存在したときに、表現型に現れやすいほうの、優勢遺伝子だけが発現するという法則のことを優勢の法則といいます。
■分離の法則
生物が配偶子をつくって子孫を残すとき、配偶子は減数分裂の過程を経て作られます。
このときに、両親から相同染色体の片方が分離して配偶子に入ります。これを、分離の法則といいます。
つまり、2本で1ペアである相同染色体が1本ずつに分離する決まりのことを分離の法則といいます。
■独立の法則
それぞれの形質は、次の世代に遺伝するときにそれぞれ独立して遺伝し、セットで遺伝するなどの影響を互いに及ぼし合わないという法則のことを、独立の法則といいます。
遺伝の問題は、これが頭に入ってないと解けない問題ばかりです。
しっかりと覚えておきましょう。