参勤交代の目的とは?論述対策もわかりやすく!|日本史勉強法
参勤交代といえば江戸幕府が定めた、大名が国元と江戸を1年交代で行き来し、
経済的負担を負わせ幕府に背くことが出来ないようにしたこと…だと思っていませんか?
日本史の論述問題には「参覲交代」を説明させるものがありますが7割くらいの人がこう答えてしまうようです。
実はちょっと違うんです。
幕府は各大名に人数を減らして、と頼んだことも。参勤交代の目的が財政的負担を与え幕府に
反乱を起こせなくするためならこんなお願いしませんよね?勘がいいあなたは気付いたはず。
そうです、本来の目的はこれではありません。しかし、大名の財政圧迫になったことは事実なので、
多くの人がここまでの参勤交代の「結果」を参勤交代の「目的」と勘違いしてしまっているのです。
■参勤交代の本当の目的
将軍への忠誠。幕府の御恩に対し、外様大名が幕府を守護する奉公なのです。
そして今、この記事を読んでいるあなただけに押さえてほしいポイントはこの1歩先。
■一歩先へ
論述問題では参勤交代制度の「歴史的遷移」まで書いてほしい!
参勤交代は文久の改革で1年おきの参勤が3年に1度へと緩和されたのです。約200年後に。
しかしこれは幕府の力を弱めることに繋がりました。
こうして大政奉還による江戸幕府消滅とともに参覲交代は歴史から姿を消したのです。
■まとめ
どうでしょう。約1分半で参覲交代を攻略できましたね。
これを200字程度で自分の言葉でまとめると文句無しの答えです!