【PV=nRT 】知って得する気体の状態方程式の扱い方!
今回は気体の状態方程式のお話です。
基本的には、この式に数値を代入して問題が解けるのですが、モル数を求める問題がありますよね。あれが厄介。 でも大丈夫。
「32gの酸素のモル数を求めよ」 …これが分かりさえすれば。
どういうことかというと、このモル数の求め方って、
32g(質量)/32(モル質量)=1mol ですね?
何が言いたいかというと、
モル数の求め方は、
モル数=質量/モル質量であるということ。
これをPV=nRTに代入すればモル質量を求める式の完成ですね?
PV=(質量/モル質量)RT
…どうです?
もう、 気体の状態方程式をつかってモル数を求める問題は怖くないですね?
学校では、 「気体のモル数を求めるときは、PV=(w/M)RTを使いましょう。」 と習うと思います。
ですが、こんなの覚えても無駄。 覚える公式は最小限にする方が良いです。
(↑受験生にとっては嬉しくないですか?(笑)↑)
そういえば… 受験生にとって嬉しい知識、教えますね!
[裏ワザ!]
この方程式だけ覚えておけば、高校で習う、あらゆる気体に関する方程式に変形可能なんです。
PV=nRT 気体の問題を見たら、 「ボイルの法則を使うのか、シャルルの法則を使うのか…」 入試のときにそんな事考えてる暇はない!
じゃあどうすればいいのか。
気体の状態方程式。PV=nRTのことだけ思い出せば良いんです。
PV=nRTの式から問題に出てくる数値に該当する文字以外消す。 そうしたらなにか見えませんか? そうです。
ボイルの法則を表す式か、シャルルの法則を表す式に使う文字だけ残るんです。
なにも消すものがなかったときは、気体の状態方程式として使えば良いだけ。
このように、気体の状態方程式には、判別式として使えるという、便利な裏ワザもあります。 覚えておくと便利でしょう。
今回はここまで!お疲れさまでした!