連鎖関係代名詞とは一体何者?~実は名前のわりに○○だった?!~
今回は、みんなが名前からして敬遠しちゃう文法用語を説明していきます。
連鎖関係代名詞、レンサカンケイダイメイシ。いかつい用語だなあ。。。
でも、これは意外と難しくない!
whoやwhichに続く部分に、thinkなど「思う」系の動詞がくるもののことです。
まずは実例を見てみましょう。
The man who I thought was the murderer is innocent.
訳:私が殺人犯だと思っていた男は無罪だ。
分解してみましょう。
・The man is innocent.
「その男は無罪だ」
・I thought (that) he was the murderer.
「私は彼が殺人犯だと思っていた。」
この2つの文の、the manとheは同じ人物ですね。
関係代名詞whoを使って2つの文を合わせてみます。
①まずは単純に組み合わせる。
The man [I thought (that) he was the murderer] is innocent.
②whoをつけると同時に、thatはとる。
The man who I thought he was the murderer is innocent.
③whoに続くところのheはwhoが表してくれているので、heもとる。
The man I thought was the murderer is innocent.
これで完成です。少しややこしいですか?
もっと簡単に理解するには、I thinkが挿入されていると理解するといいです。
The man I thought was the murderer is innocent.
I thoughtを無いことにして訳します。
→殺人犯の男は無罪だ。
I thoughtを組み込みます。
→殺人犯だと”私が思っていた”男は無罪だ。
訳はこれで十分です!これだけ覚えるだけでもずいぶん違います。
thinkだけでなく、supposeやknowがくる場合もありますが、その時はその意味を組み込めばいいだけです。
名前だけのハッタリだと思って、落ち着いて対処していきましょう!