同じようで全く別物!企業の3つの独占形態 トラスト編
企業の独占形態
カルテル
トラスト
コンツェルン
前回(http://withdom.jukendou.jp/articles/657)の続きになります。
3つの違いをしっかり理解しましょう。
今回はトラストです。
トラストとは・・・。
→同業種の複数の企業が株式を持ち合い、もしくは買収によって事実上一つの企業とすること。
→企業合同とも言う。
前回と同様にA社とB社を用いて解説します。
パターン① A,B両社がそれぞれの株を買い、両社の株主総会の議決権を持ち合う。
パターン② 新たに会社等を設立し、両社の株を買い傘下とする。
パターン④ 役員の兼任。
パターン⑤ 企業の全て、または一部合併。
まだ少しわかりにくいですね。端的に申しますと 複数の企業が一つの企業にまとまること です。
一つになることで業界でのシェアが上がり、企業の意向で価格設定をしやすくなります。
カルテルと違って、即法律違反となるわけではありません。ケースバイケースです。
企業もトラストという言葉は使わず、合併等の言葉をしようすることが多いようです。
<ポイント>
・企業が一つになること。
・株を持ち合う、持ち株会社を設立するのが一般的。