忘れちゃいけない!!陳勝・呉広の乱って?
陳勝・呉広の乱は秦の始皇帝が没した翌年の紀元前209年に発生した史上初の農民反乱なんだ。
そしてこれは秦が滅びるきっかけになった反乱なんだ。
きっかけは大雨
陳勝と呉広は農民出身で、辺境警備のために徴兵され、そこへ向かう最中だった。
ところが、大雨が降り川が増水して橋もないため、いつまで経っても渡れない。
二人は期日までにつかないとヤバイと分かっていた。
秦は法治国家といって「法」によって治められた国家だったんだけど、
期日までにつけなかったら首を斬るという厳しい法があったんだ。
雨は止むことなく、もう間に合わないことが確定してしまった。
二人はどうせ首チョンパされるならと、反乱を起こしたんだ。
同様に間に合わない人もこれに加わり、さらに秦の統治が気に食わない連中もこれに加わり一気に大勢力に!
これを陳勝・呉広の乱っていうよ!
当初は勢いが良かったけど、途中から秦軍の反撃が始まり苦戦するようになった。
苦戦するうちに、呉広は仲間に裏切られ殺された。
陳勝は王を名乗ったが、えらそーな態度をとったため仲間に殺された。
こうして陳勝・呉広の乱は鎮圧されたのだけど、その後もあちこちで蜂起が相次ぎ、前206年に秦は滅びた。
そのあとは漢の劉邦と楚の項羽が政権を争い、最終的に劉邦が漢が中国を制することになる。