遺伝なんて超カンタン!!!遺伝ー② 分離の法則
遺伝―①の続きだよ(^ム^)ムフッ
分離の法則
F1の個体同士を掛け合わせて(自家受精)、雑種第2代を作ってみると・・・・・・・・・・・・・・・・・
(今回は種子の形に注目します)
丸:しわ=3:1 となるんだ!! これは、優勢:劣性=3:1を表し、この比のことをメンデル比と呼ぶんだ!!
ここでメンデルは、接合体(受粉によってできた個体)にはそれぞれの形質に対する遺伝子が存在し、配偶子(生殖細胞)では
単一で存在すると仮定したんだ。
すなわち、優性をA、劣性をaで表すと、丸になる遺伝子はAA、しわになる遺伝子はaaとしたんだ。
そして子供の雑種第1代のF1のいでんしはAaだから丸になったんだよ。
P AA × aa
│
F1 Aa
│
│───│───│
│ │ │
F2 AA Aa aa
1 : 2 : 1
そしてF2ではAA:Aa:aa=1:2:1
つまり まる:しわ=3:1 となったんだ。
これはF1の配偶子が
Aa(①)×Aa(②)
A(①) |
a(①) |
|
A(②) |
AA | Aa |
a(②) |
Aa | aa |
F1の世代で配偶子はAの遺伝子とaの遺伝子のものに1:1の割合でできていて、これが掛け合わされると
F2では丸(AA・Aa):しわ(aa)=3:1となったんだ。
この際にF1の対立遺伝子がF2で分離することを
分離の法則
というんだ。
AAの個体とAaの個体はいずれも丸形であるから、外に現れる形質、つまり表現型phenotypeはおなじだよ。
でも遺伝子の構成は違うから遺伝型genotypeは異なるよ。
そしてAAやaaのように同じ遺伝子の型をもった個体をホモ接合体、Aaのような遺伝型を持った個体をヘテロ接合体というんだ。
あと、オシロイバナのF1で桃色の花を咲くこたいを自家受粉させると、F2では赤:桃:白=1:2:1の割合で個体が現れるんだよ。