動名詞とto不定詞の違いは難しくない!ルールを知って楽に覚えよう
動名詞とto不定詞の使い分け、覚えることが多くて大変ですよね。
でも大丈夫、しっかり動名詞とto不定詞の違いの”ルール“さえ知っておけば、もっとカンタンに使いこなすことができます!ではさっそく、動名詞とto不定詞のルールを見ていきましょう。
動名詞とto不定詞の違い:意味の違い
さて、そのルールとは、“動名詞とto不定詞とは、表す意味が違う”というルールです。
まずセットとなる動詞について考えましょう。動名詞は現在行っていること、to不定詞は未来に起こることを示す動詞とセットになることが多いんです。…ん?どういうこと?
例を見ていきましょう。
- 動名詞とセットで使う動詞
enjoy finish avoid practice mind escape give up
- to不定詞とセットで使う動詞
hope plan wish want decide promise expect agree refuse
…どうでしょうか。さっきのルールと照らし合わせてみると、不定詞の方だけ未来(=まだ行っていないこと)を示す動詞とセットになっていることがわかりますね。
不定詞とセットになるのは未来を表す動詞、動名詞とセットになるのはそれ以外、と覚えてしまいましょう。
英語は言語なので、しっかりルールがあります。ルールを押さえて覚えれば、to不定詞はこの動詞、動名詞はこの動詞、とただ暗記するだけよりずっとカンタンだし、使いこなしやすいですね!
では動名詞とto不定詞、それぞれとセットになる動詞の違いの問題を一つ解いてみましょう。
設問
では以下の動詞を①動名詞グループと②不定詞グループに分けてみてください。
finish / want / decide / give up
答え
①動名詞グループ:finish give up
②不定詞グループ:want decide
どうですか?動名詞とto不定詞のセットになる動詞の違い、つかめましたか?
動名詞とto不定詞の両方を目的語にとる動詞
また、動名詞とto不定詞の両方を目的語にとる動詞もありますね。こっちは意味の識別が大変!だと思うかもしれませんが、これも同じルールで対応できます。例えば、to不定詞を使う場合
He stoped to smoke.
この和訳は、「彼はタバコを吸うために立ち止まった」で、to不定詞の部分は未来の行動を表しますね。
動名詞を使う場合
He stoped smoking.
この和訳は、「彼はタバコを吸うのをやめた」で、動名詞の部分はすでに行っている行動を表します。
このように、to不定詞と動名詞両方を目的語にとる動詞でも、ルールに沿って訳すことができます。
前置詞のあとは?
あと一つ、動名詞とto不定詞に関して覚えておいてほしいことがあります。
それは前置詞のあとは必ず動名詞、だということです。
これに関しては例外はないので、
前置詞のあとは動名詞!
と簡潔に覚えてしまいましょう。はい、復唱。
前置詞のあとは動名詞!…覚えましたね?
まとめ
動名詞とto不定詞の違いはただ暗記するだけではなく、しくみを覚えることが大切です。
もう一度おさらいしますよ。to不定詞は未来を表す、動名詞は現在を表す、前置詞のあとは動名詞!です。
またこういったルールがあるのは動名詞とto不定詞だけではなく、英語全体に言えることなので、これを意識して勉強すればより深く英語を身につけられるでしょう。