状態動詞について知ろう! I am living in TOKYO now. って何がおかしいの?
I am living in TOKYO now.って何がおかしい??
I am living in TOKYO now.
上に書いた英文は「私は現在東京に住んでいます。」という意味の文に見える。
でも、基本的にこんな言い方はしない。この文のどの部分が “間違い” なのだろう?
実は… “am living” のところがおかしい!!
じゃぁ何が間違っているのだろう??
「今~~~しています。」という時には
“be動詞 + ~ing” (現在進行形)
を使え! ってどこかで習った気もするよね?
それなのに何で “間違い” ??
実は、現在進行形である “be動詞 + ~ing” には、”~ing” のところに使える動詞と使えない動詞があるんだ。
基本的には “~ing” にしない動詞のことを “状態動詞” と呼ぶよ。
状態動詞って?
動詞には “状態動詞” と “動作動詞” という分け方があるんだ。
動詞の分け方には他にも “自動詞” と “他動詞” とかって分け方もあるけど、”状態動詞” と “動作動詞” もその分け方の一つだと思ってくれればいいよ。
今回はこの “状態動詞” について少し詳しく見ていこう。
状態動詞とは簡単に言うと、”3秒後にやめることができない動詞” のこと。
例えば今回の “live” という動詞は “住む” という意味で使われているけど、”3秒後にやめることはできない” よね?
すなわち “3秒後にはもうその場所には住んでいない” っていうのは基本的にはありえないわけだ。
だから、liveは “状態動詞” という動詞として扱われるよ。
状態動詞はどう使うの?
そもそも状態動詞はその動詞自身に”~している” という意味を含んでいるんだ。
だからわざわざ状態動詞を “be動詞 + ~ing” の形にする必要は無いんだね。
だから初めに示した英文、
I am living in TOKYO now.
も “be動詞 + ~ing” を使うのではなく、(=状態動詞であるliveをlivingにするのではなく)
I live in TOKYO now.
でいいんだね。
よく使われる状態動詞
よく見る状態動詞をいくつかあげたので、確認しておいてね。
love believe hate fear belong contain
これらの状態動詞の意味はわかるかな?
意味を確認しながら、”3秒後にやめられるか” を考えてみよう!
注意する状態動詞の使い方
基本的には状態動詞は~ingの形にはしないのだけれど、例外も存在するよ。
例外的なかつ一時的な行為で、それを強調する場合に状態動詞を~ingの形にする場合もあるんだ。
例えば、
She is hating him today.
hatingっていうのは hateの~ing形で “憎む” って意味。
で、hateは状態動詞。憎んでいるのを3秒後にやめるってのは普通無理だよね?
そんな簡単に感情のコントロールはできないでしょ? だからhateは状態動詞。
この英文を訳すと、
「彼女は彼を今日 (今日だけ。一時的にだけ。) 憎んでいる」
って意味になる。きっと普段は仲がいいのだけれど、何か原因があって “一時的に” 女の子が男の子を嫌いになっちゃっている場面なわけだね。
まとめ
1) 状態動詞と動作動詞という分け方がある。
2) 状態動詞は “3秒後にやめられるかどうか” で見分ける。
3) 状態動詞は “~ing” には基本的にしない。