無生物主語構文がうまく訳せない方へ。こうやって扱うんです!
そもそも日本語と英語では、主語のありようが違う。
英語では人間以外の、無生物、抽象的な名詞が主語になることに抵抗はないけれど、日本語では違和感を感じてしまうんだ。
だから・・・大学入試の定番となり、出題者たちはこの問題に群がってしまう(笑)
(1) Her absence disappointed me.
(2) Her absence will disappoint me.
これを直訳するとそれぞれ
(1) 彼女の不在が僕をがっかりさせた。
(2) 彼女の不在が僕をがっかりさせるでしょう。
なんか違和感を感じるよね。
じゃあちょっと参考書風に意訳してみると、
(1) 彼女がいなかったので、僕はがっかりした。
(2) 彼女がいなければ、僕はがっかりするだろう。
まぁ確かにこっちのほうがしっくりくる。
参考書の訳をまとめると
1 原因・理由(ので) 2 条件・仮定(れば) 3 逆説・譲歩(けれど) 4 譲歩(ても)
と使い分けないといけないらしい。
しかし!!!
長文を読んでいくのにわざわざそんなことをしていたら速読できないーーーーなんて声が聞こえてきそうだね。
その通り!!!無生物主語の文章は読むときにはそのまま素直によんでやりゃあいい。訳し方なんてわざわざやる必要なんてないんだ。
ただ、この無生物主語の問題は書き換え問題でよく聞かれる。
They coudn’t drive because of the snow.
=The snow prevented ( ) ( ) driving.
This pill will make you feel much better.
=If you ( ) this pill you will feel much better.
これはそれぞれ
The snow prevented them from driving.
If you take this pill you will feel much better.
となる。無生物主語の問題は大学入試にあふれているので、しっかりと見ておくように!!!受験生よ。