人間力を鍛えるために。一人暮らしのススメ。

1.一人暮らしに対するイメージは？

一人暮らしをしたことがない皆さんは、一人暮らしに対してどのようなイメージを持っているでしょうか？一人で自由になって楽しそうと思っている人もいれば、洗濯や料理など家事をする必要があって大変そうと思っている人もいると思います。

皆さんと同じく、大学生から一人暮らしを始めた自分自身の経験も含めて一人暮らしについて伝えていきたいと思います。

一人暮らしのメリットの一つは、自由であるということです。好きな時間に好きなことができます。大学の講義以外の時間を、映画鑑賞や読書など、自分の趣味の時間に当てたり、アルバイトをしてみたり色々なことができる時間があります。

また、料理、洗濯、掃除など、実家にいた時は親に任せっきりだった家事を自分でする必要があるため、生活スキルは自然と磨かれます。

一人暮らしのデメリットとして挙げられるのは、体調を崩した時です。特に、インフルエンザに掛かった時などは本当に辛いです。大学の授業も休まなければならないし、病院に行く必要があり、食料品も自分で買ってこなければなりません。

これは自分の経験上ですが、部屋選びの際に、近くにドラッグストアやコンビニがあるかは調べてみてください。近くにあるととても便利です。

大学生に一人暮らしを勧めるのは、20歳前後というまだまだ若い内に「孤独」や「不安」に向き合う力を身につけて欲しいからです。孤独や不安というのは生きていく上では避けられないものです。

これらを大学生の内に経験しておくことは、これからの皆さんの人生に必ず活きてきます。詳しくは、演出家の鴻上尚史さんが書かれた「孤独と不安のレッスン」を読んでみてください。若い内に読んで欲しい一冊です。

一人暮らしをしようと持っている人は、志望大学へ実際に足を運んで、大学の周りを散歩してみることをオススメします。大学の近くには学生用のアパートも多いので物件情報を見てみるのも良いでしょう。

大学という場所はそれぞれ雰囲気が違ったり、街の空気というのもあります。「自分が行きたい大学、住みたい場所はここなんだ。」と具体的にイメージすることで、勉強に励むためのモチベーションにもなってくれると思います。

大学で一人暮らしをし続けてきた自分の経験上、してなかった時の自分に比べると「人間力」が一番磨かれたと思います。周りの世話をしてくれていた親に感謝する気持ちが生まれたり、自分のことをより深く見つめる時間ができたり、人間としての幅を広げてくれるものかなと思います。

楽しいことも辛いこともありますが、一人暮らしは良いものです。大学生になったら、一人暮らしを始めてみてください。皆さんそれぞれの、人間力が磨かれることでしょう。