ロシアはなぜ不凍港を求め続けたの?理由は?|世界史勉強法
喉から手が出るほど欲しい「不凍港」!その理由は
ロシアは「南下政策」という南に向かって領土を広げたる癖があった。
それは、「不凍港」が欲しかったからなんだ。
不凍港とは、真冬になっても凍らない港のことで、裏を返すとロシアの港は真冬になると片っ端から凍ってしまうんだ。
植民地を世界に広げていたヨーロッパ諸国にとって、港は欠かせないものだったんだ。
植民地を作って、そこに駐留兵を置くのだけど実はあまり数は置かない。
その代わり、反乱など困ったことが起きた時に船をつかって大量に援軍を送ったんだ。
だから港がないと植民地経営どころじゃなくなってしまう。
ロシアが植民地をもって、そこで反乱が起きたとしようか。
夏なら何ら問題なく軍隊を送って制圧できる。
では、冬はどうか。
港は全部カチンカチンに凍っているのだから船なんて出せない。
植民地の反乱は成功して、植民地終了だね。
世界に植民地を持つために、まずは不凍港の獲得が最初のステップだったわけだ。