不定詞の意味上の主語とは?簡単に解説してみた|英語勉強法
参考書にはよく「不定詞の意味上の主語」という言葉がのっていますよね。
だけど、「意味上の主語って何?」と思ってしまうかもしれません。
「文の主語とはどう違うの?」という疑問がどうしても出てきてしまいます。
この「不定詞の意味上の主語」について、まずはその訳し方のポイントをつかんでいきましょう。
動詞+人+to不定詞の形で説明していきます。
例えば、
He told me to study English.
という文があるとします。
「彼は私に英語を勉強するように言った」という文です。
訳だけ見れば何のことはない、簡単な文章に思えます。
ですが、不定詞の意味上の主語のニュアンスを理解するには、まずは簡単な文から見てみる必要があります。
上記の例で、まず文章の主語と動詞を把握しましょう。
「彼は」「言った」の部分が主語と動詞になります。(主語=He、動詞=told)
彼が何を言ったかというと、「私に英語を勉強するように」言ったということになります。
まず「私に」というのはtoldの後にmeがきていることからわかります。
そして肝心の、私に言った内容ですが、これが不定詞を使ってto study English(英語を勉強するように)となります。
これは不定詞を使った表現になりますが、この不定詞の意味上の主語が何かを考えます。
英語を勉強する(to study English)というのは、私(me)に向かっていった言葉です。
つまり「英語を勉強する」というのは「私」がすることを想定したうえでの内容になります。
英語を勉強する(to study English)という不定詞の部分は私(me)の動作であることが想定されます。
つまり、「私」という主語が、「英語を勉強する」という動作をすることになり、主語動詞の関係のようになります。
このことは、「英語を勉強する」という不定詞の部分の意味上の主語は「私」だ、ということになります。
この文章の主語である「彼」は、「私(不定詞の意味上の主語)」に「英語を勉強する(不定詞の部分)」ように言っているのです。
このように、不定詞の意味上の主語を理解するには、まず簡単な文でいいので、
不定詞の部分は誰がすることを想定して書かれたものなのか
ということをしっかりと考える必要があります。
その「誰が」という部分が、「不定詞の意味上の主語」ということになります。
最初はややこしいかもしれませんが、ここは非常に大事な部分です。
訳文と照らし合わせ、しっかりと理解していきましょう!