勉強法 英単語の覚え方とは?効率的な方法まとめ!|英語勉強法

英単語の覚え方とは?効率的な方法まとめ!|英語勉強法

こんにちは。塾講師めるです。

今回は「同じスペルで始まる単語が覚えづらい!」という悩みに答えていきます!

誰もが一度は「あるある」と頷くであろうこの悩み。

今回は,筆者の塾講師としてのこれまでの経験と, 筆者が教えてきた生徒(皆さんの先輩方)の体験談から,

「こんなやり方もあるよ」という覚え方をいくつか紹介します。

いろいろ試してみて,自分に合うやり方を見つけてみてくださいね!

 

1)接頭辞・接尾辞でスマートに覚える!

同じスペルで始まる単語には,いくつかパターンがあります。

最も多いのが,dis-やex-,re-のように特定のスペルから始まる単語です。

このdis-やex-,re-などは,文法的に言うと「接頭辞」というものです。

ある単語に接頭辞をつけると,特定の意味を追加することができます。

 

たとえば,re-という接頭辞は,日本語の「再…」にあたります。

このように,接頭辞の意味を覚えておけば, 初めて見る単語でもある程度は意味を予想できます。

re-(再…) + write (書く)= rewrite(再び書く→書き直す)

re-(再…) + employ(雇う)= reemploy(再雇用する)

 

また,ひとつの単語から複数の単語が派生している場合もあります。

たとえば,sense(感覚,分別)という名詞からは,

sensitive(繊細な)・sensible(分別のある)という2つの形容詞が派生しています。

スペルと意味だけで暗記しようとすると結構ややこしいですよね。

ここではsenseという名詞を形容詞に変えるために, -iveや-(a)bleという形容詞を作るための語尾を追加しています。

さっきの「接頭辞」に対して,これらは「接尾辞」といいます。

接尾辞も大まかな意味を持っているので,単語の意味を区別するヒントになります。

sense(感覚)+-ive(~的な,~の性質がある) =sensitive(感覚的な→繊細な)

sense(分別)+-(a)ble(~できる,~を持った)=sensible(分別のある)

 

「効率的にスペルの似た単語を覚えたい!」という方は, 「接頭辞」・「接尾辞」に注目してみましょう!

 

2)身体を動かして覚える!

これは,筆者の教え子だった高校生が編み出したやり方です。

やり方はとってもシンプル,簡単です。 「覚えたい単語を発音しながら,意味に合わせたジェスチャーをする」だけです。

 

これだけでは何のことだかさっぱりわからないと思うので(笑),

その高校生が実際にやっていたジェスチャーをいくつか挙げてみますね。

explode(爆発する)の場合:

「ex…」(全身を小さく丸めて)→「plode!」(両手足をパーン!と伸ばす)

experiment(実験) の場合:

「ex…」(ペンを試験管っぽく持ち上げて)→「periment」(悪の科学者風にニヤリ)

 

「ふざけてる場合か!」と思うかもしれませんが, 実はこのやり方,覚え方としては意外と理に適っているんですね。

大学受験に必要な英単語の数は,高校受験とは比べものになりません。

そんな中で,英単語の意味を一字一句覚えるのは難しいですし,

文脈に合わせた柔軟な和訳ができなくなり,効率が悪くなってしまいます。

つまり「この単語はこういう意味!」とガチガチに覚えるよりも,

「この単語は大体こんな感じ!」というイメージで覚えた方がずっと実践的なんです。

 

そうしたことを考えると,身体を動かしてジェスチャーをするこのやり方は,

「単語の持っているイメージをつかむ」にはピッタリだと言えます。

「勉強するときも身体を動かしたい!」という体育会系の方や,

「受験勉強のストレスを運動で解消したい!」という方は,一度試してみてください。

(周りに迷惑をかけないように気をつけましょう!)

 

3)あえて同じスペルで始まる単語をセットで練習する

これは逆転の発想ですね。

同じスペルで始まる単語を並べてセットで覚えて繰り返し練習することで,

スペルが似ている単語の違いを頭(と手)に叩き込む方法です。

 

たとえば,adapt(~を適合させる)とadopt(採用する)は,

スペルが1文字しか違わない上,意味もイメージしづらいと思います。

それぞれ単独で覚えることはできても,いざ問題に出されると,

「あれ,どっちだっけ?」と混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。

そんなときは,あえてadaptとadoptをセットにして練習することで,

「紛らわしいから気をつけて覚えなきゃ!」と自分の注意力を引き出すことができます。

 

このやり方の場合は,ノートに手書きで繰り返し練習するのが一番効果的です。

実際に手を動かして1文字ずつ書いていくことで,より記憶に残りやすくなります。

「単語は何回も書いて覚える主義です!」という方や,

「意味の区別はつくけどスペルが怪しい…」という方はお試しあれ!

 

4)まとめ

いかがでしたか?今回紹介した単語の覚え方は3つです。

 

1)接頭辞・接尾辞の意味を覚える

2)ジェスチャーで覚える

3)あえて同じスペルで始まる単語をセットで練習する

 

この中でひとつでも「おっ?」と思うやり方があれば,ぜひ実践してください。

いろいろな方法を試してみて,自分なりに工夫してみてもいいですね。

そして,「いい方法を思いついた!」という方がいたら, そのときは筆者にもぜひ教えてくださいね。(笑)