紫衣事件とは?後水尾天皇との関係を簡単に説明|日本史勉強法
紫衣事件と聞いてピントきたあなたはすごいかも!?
この事件、江戸幕府VS朝廷の事件なんです!!
■紫衣事件とは
紫衣事件とは、1627年江戸幕府が朝廷より力があることを示した事件のことです。
紫衣(しえ)とは、紫色の袈裟のことで天皇から許されたお坊さんだけが着ることができた服のことです。
仏教では紫は最高位を表す色って知ってましたか??
後水尾天皇はこの紫衣着用の許可を、大徳寺や妙心寺の僧侶たちに与えましたが、
徳川幕府(この時は徳川家光)は事前に勅許の相談がなかったので違反だとみなし、紫衣を取り上げるように命令しました。
このことで幕府に反対しちゃった大徳寺の沢庵たちは流罪になりました。
江戸幕府も力技ですね・・
紫衣事件や春日局がしゃしゃり出てきたことなど天皇の権威を失墜させる幕府の行動に腹を立てた後水尾天皇は、
幕府に黙って譲位し天皇をやめちゃったんですね。
結果、江戸幕府初期VS朝廷は幕府の圧勝でした。