受験勉強の苦手潰し! やる気をあげてニガテを克服するコツとは!
2つのポイント
私は学生時代6年間、家庭教師をやっておりました。
教えた人数は10数名。名門私立中学に合格した受験生から、塾に通える学力がない中学生、高校の内容をやっている私立の中学生。個性豊かな様々な子を教えて来ました。教える立場で一番の難問が、やる気スイッチを入れることです。自分をやる気にさせることも大変なのに、強制的に勉強させられる家庭教師の先生になんて難しいことです。
6年間の間に試行錯誤し、たどり着いたのがたった2つのポイントです。
ポイント① 対象年齢、対象学年は無視!!
勉強が嫌いな人は『勉強=難しい』や『勉強=めんどくさい』というイメージがあります。そのイメージを持ったままではやる気スイッチもすぐにOFFしてしまいます。
そこで、『勉強=解ける』というイメージを作る必要があります。イメージを作るためには百聞は一見にしかず、体験させることです。
学校で習っている範囲の問題集を解いてと言っても、???となってしまします。そこでやらなければいけない問題ではなく、解ける問題を解くのです。
私の家庭教師の経験で言うと、中学生の女の子が方程式でつまずいてしまった時に、どこがわからないか把握するために系統や数字の違う問題を解かせます。色々な問題を解く姿を見ていると、方程式そのものができないのではなく、分数が苦手ということがわかりました。
それからは、小学5年生用の問題集でひたすら分数を解いてもらいました。
中学生に小学生の問題集を解かせてプライドに傷が付かないか、やる気をなくしてしまわないか心配しました。そこで、この対象年齢はまったくの無意味で、今必要な教材であること。これをマスターすれば自分の学力が飛躍的に向上することを伝えました。
この必要な問題で自信を無くしてしまうのが一番のポイントで、これさえ乗り切れば、解ける問題を多くこなすことによって自信がつき、勉強に対しての苦手意識も軽減します。
ポイント② 苦手教科に日常に取り込め!!
苦手教科の克服なくして、受験戦争に勝利なし。というように、苦手教科は勉強するのもはかどらず、また、勉強してもなかなか点数が伸びないという悪循環。この悪循環を抜け出すには、苦手意識をなくすことが重要です。苦手意識をなくすため考案したのが、苦手教科を生活の中に取り組み、慣れさせるという方法です。例えば、数学なら数独(ナンプレとも呼ばれる3✖️3のますに1〜9の数字を入れていくパズルケーム)、国語ならマンガ、歴史なら大河ドラマ、英語なら洋楽の音楽など・・・のように、趣味の一つとして生活の中に登場回数を多くするのです。
全て軽い気持ちで、勉強の合間に休憩として出来ることです。
例えば大河ドラマだと、『主演の⚪︎⚪︎かっこいいよね〜』『特にあのシーンが良かったよね』『適役の⚪︎⚪︎って結婚するって噂だよね』など、普通の会話の延長で歴史について少しでも知識を増やしていけばよいのです。
まとめ
受験直前にこの方法は厳しいですが、日常の生活を基にしているので、いつでも始められます。
やる気スイッチが入り、苦手教科も克服すれば、みるみるうちに点数に現れてきます。
ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?