大学選びどうしてる?受験生の保護者も知っておくべき情報
偏差値とは何だろう?
偏差値とは、ある数値がサンプルの中でどれくらいの位置にいるかを表した無次元数。平均値が50、標準偏差が10となるように標本変数を規格化したものである。
とありますが、簡単に言えば、ある模試を受けた人を母集団として、その成績の平均を50として、自分がどの辺りにいるかを数値化したものです。
偏差値、模試によってかなり違う!
気付いたことがあると思います。
そもそも偏差値を出す際の「母集団」が違うと、偏差値自体にも差が出てきます。
例えば、東大・京大を目指す人のための模試とMARCH以下を目指す人のための模試。
偏差値60と出たとしても、前者と後者の60はまったくレベルが違ってきます。
あくまで指標!一喜一憂しない!
自分がどれくらいのレベルなのか、今難関校への合格ラインにいるのか、など気になるでしょう。
でも、偏差値を使ってモノゴトを判断するのは、
本当に自分が行きたい学校を見つけて、目指していくときだけでいいのです。
あなたはどんな人ですか?
自分の性格やどういう人と友達になりたいか、考えたことはありますか?
仲の良い友人はどんな人でしょうか。憧れた先生はいるでしょうか。
ご両親が今でも大切にしている中高時代の友人関係はどういったものでしょうか。
中高時代というのは勉強だけでなく、一生付き合う友人、恩師を見つける場所でもあります。
人間力が醸成される時期なのです。
どういう学校に行きたいですか?
学校には「校風」や「生徒の雰囲気」など、その学校特有のものがあります。
私立であればその傾向は強く現れます。
のびのびと自分の良いところを伸ばしてくれる学校がいいですか?
難関大学へ合格するためのステップとして、ガリ勉になれる学校がいいですか?
良妻賢母・質実剛健になるための学校がいいですか?
文武両道を目指す学校がいいですか?
なりたい自分になれるように・・・
中高時代はたったの6年間。
でもそこでの経験は一生ものです。
目指す職業や目指す大学ではなく、「どんな大人」になりたいか。
偏差値の低い学校だったとしても友人関係や教師に恵まれたら、毎日楽しくて充実した学校生活だと思いませんか?
逆に、名門進学校でも毎日勉強ばかりで、好きなこともできず、休みもなく勉強ばかりの毎日はどうですか?
皆さんに「一生生き抜く力」をつけてくれる学校を選んでほしいと思います。