勉強が嫌になった受験生へ。心に響く植松努さん名言集
わかろうとする姿勢が大事です
僕は、学校の勉強や成績や学歴では、人生には大きな差はつかないと思っています。
でも、子どもの頃の勉強への取り組み方は、その後の人生に影響を与えると思います。
わかんなーい。と、投げ出してしまうことを身につけてしまったら、残りの人生でも、問題を投げ出す人になるかもしれません。
でも、わかろうとしたら、きっといいことがあると思います。
ヘウレーカ!
僕が好きな人は、みんな、広く深いです。 みんな、知りたがりです。 「わかんねー」を放置しない人たちです。 そういう人と、お酒を飲むと楽しいです。 だって、僕が知らないことを知ってるんです。学べます。 それは、とっても楽しいことです。 僕は「ヘウレーカ!」の喜びを知っています。 その喜びを奪う言葉が 「そんなことおぼえてどうすんの?」 「そんなこと知っていてなんになるの?」 です。 え〜?「知識」って「対価」とセットじゃ無いと、持つ必要ないの? 「対価」がもらえないと、知識を得たら損するの?
勉強嫌い
だってね、小学校1年生の時、教科書が全部輝いていました。 ノートに早く書きたかったです。鉛筆使いたかった。 はやく勉強したかった。 それが、いつの間にか、苦手科目ができるんです。
思考のプロセス
アインシュタインをはじめとする、ちょっと変わった人たちの脳は、その思考の単純化がほとんど起きていないそうです。 だから、注意力散漫で、いろんな事に興味を示し、寄り道しまくります。 だから、普通の人が素早く出来ることが、素早く出来なかったりすることがあるのですが、 その代わりに、普通の人が考え及ばない事を考えられるのだそうです。
受験というのは、思考の単純化が有利な場合が多いです。しかし、本当の「学び」や「発見」のよろこびは、別のところ(みなさんの目指す大学など)にあります。人より問題を速く解くことより、問題から人より多く失敗しながらも、くじけずに多くを学ぶことのほうが大事だと、筆者は思います。
できるかもしれない。と思い込むことの大切さ。
教育とは、 失敗を安全に経験させることだと思います。 それによって、「できるかも?」と思える心を伸ばせば、 人は自信を持つことができると思います。
勉強は自分への投資です
でもね、勉強が、直接的に収入向上につながったりすることはないです。 大事なのは、本人が、勉強を、収入向上などに活かせるか?です。 活かす方法を知った人たちは、大人になってからでも、 学ぶことの価値を信じます。だから学びます。 それは、自分自身への投資です。 そして、そういう人たちは、自分自身の投資対象としての価値を知っているということでしょう。 それは、すなわち「自信」かもしれません。
人間だけに許された喜び
何ごとにも興味を持ち、「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と、常に深く思考し、 「より良くする」アイデアを生み出すことは、大きく発達した大脳を持つ人間だけに許された喜びです
たくさんのものを知ることができる、これって人間の特権ではないでしょうか。
「だったらこうしてみたら?」
「どうせ無理」という言葉は、人の可能性を奪います。興味を持たなくなり、やる前に諦め、考えなくなってしまいます。 「だったらこうしてみたら?」という言葉は、人の可能性を広げます。やったことが無いことに挑戦し、あきらめず、より良くを求めるようになります。
「どーせ無理」という言葉に出会ってしまったら、 「だったらこうしてみたら」です。
「思うは招く」~TED講演から~
最後に、植松さんがTEDで行ったスピーチから、いくつか紹介したいと思います。ぜひ、映像も見ていただきたいです。
ばあちゃんは、小さい僕に教えてくれました。 「お金は値打ちが変わってしまうもんだよ。 だから、くだらないお金があったら、貯金なんかしないで、本を買いなさい。 頭に入れなさい。それは、誰にもとられないし、新しいことを 生み出すんだよ。」
受験で学んだことは一生もの。
「ただいま成長中!」
失敗した自分を、逃げた自分を、諦めた自分を責めないでください。 へこまないでください。 そんなことする必要ないです。 でも、こんなとき自分の心の中は苦しいとか、つらいとか、申し訳ないとか、くやしいとか、悲しいとか、恥ずかしいがぐるんぐるんして大変なことになるんです。 でもこれがぐるんぐるんしてる最中は「ただいま成長中!」って言えばいいんです。 そしたら「ぷりっとひと皮むける」んです。
「思うは招く」
思ったらそうなるよって意味です。思い続けるって大事です。