漫然と聞いていたらもったいない!いつもの英語の授業も受け方を変えるだけで効率よく偏差値UP
50パーセントの受け方
授業の前に何もせず、初めて見る英文を前に、先生の説明を聞いたとします。教科書やノートに先生が説明したことを記入するだけで精いっぱいでしょう。先生が説明しなかった部分にも、わかっていないことがいくつか残っているかもしれません。
このような受け方をしても、45分なり50分なりは過ぎていきます。
100パーセントの受け方
授業の前に一度英文に目を通し、知らない単語を調べたうえで、授業にのぞんだとします。英文のだいたいの意味はつかめています。あとは、わからなかった部分を先生の説明を聞いて補えば、その英文には、わからない単語も表現も文法もないという状態になります。先生が説明しなかった部分でわからなかったことがあれば、質問して理解を深めることもできます。
これが一般的な授業の受け方ではないでしょうか?
150パーセントの受け方
授業の前に英文をノートに写し、知らない単語を調べ、訳を書いて、授業にのぞんだとします。授業では、自分の訳と違う部分を中心に先生の説明を聞いて、ノートに修正していきます。100パーセントの受け方をしたときと、その英文に対する理解は変わりません。ではノートに英文と訳を書くことにどんな意味があるのでしょう?
予習のがんばりがテスト勉強の効率UPにつながる
100パーセントの受け方でも、英文全体を理解できるので、授業だけに限れば十分だといえます。しかし、それではあとで見返した時に、自分がどの部分で理解できていなかったのかが、わかりにくいですね。結局、テスト前は教科書とノートをいったりきたり、一通り勉強をやり直すことになります。
150パーセントの受け方では、一度「自分の言葉で訳してみる」、そして「修正を加える」、この作業をしているので、テスト前は教科書を使わず、ノートの修正部分を中心に勉強するだけでいいのです。
「予習・復習が大事だよ」とよく言われますが、高校になったら、予習にかけた時間がそのまま成績につながります。予習をきちんとしていれば、テスト勉強にかかる時間も軽減できますよ。
200パーセントの受け方
更に効率よく授業を受ける方法を紹介します。
① 先生の説明を聞きながら、予習したノートを整理します。テスト前に、このノートの「この部分」だけをみれば良いように印をつけたり、囲みをつけたりします。
→ 視覚的に覚えることで、テストでも「あのページのあの辺りに書いてあった」と思い出すことができるのです。
② 知らない単語や熟語を単語カード集(リングがついているもの)に書き写します。
→ カード集は持ち歩き、移動中に見直すことができます。
③ 先生が説明した関連語もカードに書いておきます。
→ 関連語が3つあれば、一度に4つの単語を覚えることができるので、単語力が飛躍的に向上します。
④ カードに書いた単語や熟語をメモ用紙に何度も何度も書き続けます。もちろん耳では先生の説明を聞いています。自分にとって必要な説明のときは、先生の説明に集中しますが、予習でわかっている説明のときは書き続けます。
→ 書くことで、体を使って覚えることになり、忘れにくくなります。
これだけのことを授業中にやっていると、とても忙しくなります。眠くなることもありません。
さいごに
私は高校2年の夏まで50パーセントの受け方をしていました。そして、当然、成績は急降下しました。
中学では予習をしなくても、テスト前に勉強すればなんとかなっていたのですが、高校ではそれが通用しないと思い知らされました。
そこから周りの友達の勉強方法を観察し、最終的に200パーセントの受け方ができるようになりました。そうすると、以前よりテスト勉強にかける時間が少ないのに、成績がUPしていったのです。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、ぜひ実践してみてください。