口出しNG!お子さんの受験勉強は「息抜き」のサポートに徹して!
口を挟みたくなる気持ちはよく分かります
うちの子、ちゃんと受験勉強しているのかしら・・・と気になる保護者の方はとても多いでしょう。「しっかりやりなさい」、「本当にちゃんとやってるの?」など、叱咤激励のひと言が出てしまいがちになるのも無理ありません。
まして、お子さんがテレビ番組を見たり、たまの息抜きで遊びに出かけたりしている姿を見ると、ますます心配になるでしょう。
「心配」はぐっとこらえて我慢する
しかしよく巷でも言われている事ですが「やりなさい」と言われると、人間というのはやる気がなくなるものなのです。
「今やろうと思っていたところだったのに」の謎
例えば小学生でも「宿題をやりなさい」と言われると、「今やろうと思ってたのに!」と拗ねてしまうケースが多く見られます。
あれは一体何なのでしょう。
本当に今やろうと思っていたところだったのでしょうか。
答えはノーです。
本当に今やろうと思っていたら、「今やろうと思ってたんだよね」と言って素直に始めるものです。ではなぜ拗ねるのか。
それは「やらないとマズイ」と薄々感じていた後ろめたさ、つまり「痛いところ」を突かれたからです。
痛いところを突かれると、反撃したくなるのが人間の性。それで、プンスカ怒って逆にやらなくなってしまうのです。
「息抜き」のサポートとは
「やりなさい」と「がんばれ」という応援方法が時として逆効果となってしまうのなら、逆に「息抜き」を全力でサポートしてあげると良いでしょう。
美味しいもの、力のつくものを食べさせてあげるのもひとつでしょう。
時には面白い映画をご家族で見に行くのも良いでしょう。
お友達と遊びに行くときは笑顔で送り出してあげるのも良いでしょう。
その時の決め台詞は「いつも頑張っているから、たまには息抜きしないとね」というひと言です。または「メリハリつけるためにも息抜きして、また頑張れ!」と笑顔でひと言かけてあげるのも良いかもしれません。
ピリピリするのは健康管理のみ!
逆に、ピリピリしなければならないのは「健康管理」です。
私の母は、私が受験生の時は決して体調を崩している人のそばには近寄らないように心がけていたといいます。家族の誰かが体調を崩して私に移す危険を避けるため、全員でショウガ入りの紅茶を飲んだり、外出時はマスクをしたりしてくれました。
受験で最も大切なのは何を置いても健康管理です。
ここに関してはピリピリするくらいで、お子さんに応援の気持ちが伝わる事でしょう。
さいごに
「親の心子知らず」とは言いますが、受験期というナーバスな時期につい構いすぎてしまい、親子仲が悪くなってしまうケースも耳にします。
受験生本人も不安定になりがちなこの時期、明るく笑顔で乗り切れるような雰囲気作りもご家族の大切な役割です!