勉強法 もう「ウザい」なんて言わせない!親が受験生にできる6つのこと

もう「ウザい」なんて言わせない!親が受験生にできる6つのこと

もう「ウザい」なんて言わせない!親が受験生にできる6つのこと

1, 過干渉は厳禁!「見張る」のではなく、「見守り」ましょう。

まず、親が受験生に対して言う「勉強しなさい!」「成績は大丈夫?」「どの高校(大学)に進学するの?」は、受験生のためではなく、保護者自身が安心したいから言う言葉であり、子どもを「見張る」行為だと認識してください。その「視線」は、受験生が学校や塾、友達との会話の中でさえ感じています。保護者は子どもを「見守り」ましょう。「見守る」とは、「おはよう」「いってらっしゃい」と挨拶をしたり、「勉強ばっかり嫌や」という子どもに「そうか。じゃあおいしいものでも食べようか」と言ったりと、子どもの行動や気持ちを受け入れることです。子どもを受け入れることで、子どもは素直になり、親が聞かずとも自分の状態を話し始めます。「友達が成績上がって焦っている」「先生に合格難しいって言われた」など、順調でないことがわかったときもきちんと子どもを受け入れながら、子どもに気づかれない範囲で学校や塾に相談しましょう。だれだって、学校や成績、進路のためにいろいろ聞いたり心配したりするのは、「子どものため」には間違いないでしょう。その愛情を子どもにまっすぐ受け入れてもらうためには、まず子どもを受け入れてあげましょう。

2, 「受験生だから……」特別扱いは受験生が嫌がることのひとつ!いつもどおり過ごしましょう。

受験生は「受験生だから」ということばを1日に何度も聞き、その度にストレスを感じています。家では、あなたのかわいい息子や娘です。「今年は受験だから旅行はやめておこうか」と、「受験生」を理由に日常を壊すことは、受験生にとって大きな重みです。「自分のせいで」と責めてしまったり、「そうやって気を遣われるから嫌なんだ」と家族の愛情をまっすぐ受け止められなかったりします。たとえば、旅行の参加を本人の意思に任せてみましょう。返事がどちらでも、「そうか」と一言で受け止めてあげてください。そして、受験が終わってから一緒に楽しむ旅行のプランを練り始めてください。

3, 遅くまでお疲れさま!愛情たっぷりの夜食を用意しましょう。

夜遅くまで勉強している、1分1秒が惜しい受験生にとって、勉強を中断し、自分だけのために食事を用意することほど億劫なことはありません。そんな彼らにとって、ちょっとした夜食の差し入れは、成績の心配する言葉より何百倍もうれしいものです。しかし、夜遅い食事にはいくつか注意点があります。
■なるべく消化の良いもの(うどん・おかゆなど)を用意しましょう。夜は消化機能が落ちているので、消化しにくいものを食べると胃もたれ・胸焼けの原因になってしまいます。
■寝る3時間前には食べさせましょう。寝る直前に食事をすると、体の回復に使われるべきエネルギーが、消化に使われてしまい睡眠効率が下がってしまいます。冷蔵庫に夜食を入れておく場合は、「食べるなら○時までに!」と書いたメモを冷蔵庫に貼っておきましょう。
■冷たいものより、心も身体もホッとする温かいものを用意しましょう。体を温めることで免疫システムの向上につながります。
■量は少なめにしましょう。夜食はあくまで「深夜にお腹が空きすぎる」のを防ぐ食事です。
また、部屋に夜食を持っていく場合は、キッチンにいかなくてもいいよう、飲み物などは、保冷・保温できるタンブラーなどに入れたり、食べ終えた食器を乗せられるお盆なども用意したりするなど、なるべく受験生の手間を省く工夫をすると良いでしょう。

いくつか夜食におすすめのレシピを紹介します。
■レンジで簡単!とろとろ卵のお夜食雑炊
火も粉末出しも使わずに、手軽にとろとろ卵入りの美味しい雑炊風ができます。

「とろとろ卵のお夜食雑炊」レシピ

■たまごうどん
ゆでうどん 、生たまご、めんつゆ、かつおぶし、青のりだけでできるお手軽でおいしいうどんです。

「たまごうどん」レシピ

4, 油断大敵!病気の予防策をとりましょう。

年中かかる可能性のある風邪はもちろん、受験直前の冬に流行するインフルエンザは、受験生にとって大敵ですね。多くの保護者が予防接種や食事の栄養面に気を使うと思われますが、受験生は家族にまで「受験生だから……」と特別扱いされることを嫌います。そこで、子どもだけではなく、家族全員が予防接種を受ける・マスクをする・子どもの部屋だけではなくリビングなどにも加湿器を置くなど、「受験生だから気を遣っている」オーラを消す工夫をしてみましょう。

5, 子どもがまとまった勉強時間が確保できるよう、スケジュールを調整する工夫を!

学校から帰って15分勉強して、夕食を食べて、15分勉強して塾へ……できるだけまとまった時間が欲しいのが受験生の本音です。学校から帰ったらすぐ夕飯を食べられるという状態を作っておき、塾や自室でのまとまった勉強時間を作ってあげるなどの工夫をしましょう。
また、家族で話し合って、食事やお風呂などの時間を決めておくことも大切です。「さぁ、勉強するぞ」と張り切った瞬間「お風呂入ってー」と呼びかけられるのは、苦痛でしかありません。

6, 「さぁ、やるか!」静かな環境を用意しましょう

いくら普段どおり過ごすべきと言っても、やかましい口喧嘩やテレビの音声、大きな笑い声などが聞こえてきては、受験生は勉強どころではありません。「受験生に気を遣わないで」というのは、本人の前ではということです。本人がいないときこそ、ここぞとばかりに気を遣い、静かな環境を用意してあげましょう。