受験に恋愛が無駄なら、恋愛を勉強すればいい。
受験に恋愛は無駄ですか?
灘高校から東大理Ⅲに現役合格した3人の息子を持つ佐藤亮子さん、彼女が「受験に恋愛は無駄」といって最近話題に上がっていましたね。みなさんどう思いましたか?
正しいかどうかはともかくとして、恋愛していても志望校へ合格したのなら無駄じゃなくなり、逆に不合格なら無駄になるって感じじゃないですかね。もし不合格だったら「あそこをもっとやっておけば」とか「夏もう少し勉強しておけば」って、不合格の理由を探すものです。悔しいと思うなら勉強しろ、恋愛しないで真剣に向き合えって。部活だってそうですよね。
厳しい言い方すれば「勝てば官軍負ければ賊軍」ってことで、結果でしか判断されないわけです。正直、どっちがいいかなんて本人次第だと思うのですが……。
恋愛無駄論争こそ無駄
そんな恋愛無駄論争はさておき、そんなこと考えるくらいならも、いっそ恋愛を勉強してしまえばいいのです。恋愛中の人はその関係をもっと深めるために。恋愛をしていない人はその後のために。合格して大学入学してからでもいくらでも恋愛できるのですから。それに受験勉強で恋愛成就するテクニックを学べるなんて一挙両得じゃないですか。効率がいい。大学の心理学部などにはそういう専攻もありますが、スタートダッシュに出遅れた感じになります。それに入ってからでは少しじれったいですよね。「鉄は熱いうちに打て」といった古い人の言葉にあえて耳を貸してみようじゃないですか。
源氏物語は最適
ちょうどおすすめの作品があります――『源氏物語』。三部構成の長編小説で作者は紫式部です。内容は主人公である光源氏の女性遍歴にまつわる物語です。しかもこの光源氏、相当な「モテ男」なのです。いや、異常といってもいいくらい、「チャラ男」といってもいいほどです。ですがモテているわけですから女性を惹きつける何かしらがあるのでしょうね。女性には「レディコミ」感覚で読んでもらえると思います。作者は女性ですし。
でも長いし、古典にばかり時間を割けない……安心して下さい、短めに纏められた漫画もあります。息抜きがてら内容を簡単に知って、あとで細かく知ってもいいかもしれません。男性なら光源氏の「モテ要素」を合わせて学べれば、きっと単語も調べたくなります。女性も光源氏のような男性に思い焦れたら興味を持てるはずです。
折角だし受験で恋を勉強しましょう。そっちの方が楽しいじゃないですか。そして志望校も合格して「恋愛無駄とか大きなお世話」って大人たちに言ってやりましょうよ。