受験で大事なのは基礎!ビリギャルより地道にやり続けた人の方が尊い
映画『ビリギャル』
みなさん御存知でしょうか――『ビリギャル』。有村架純さん主演で大ヒットした映画です。偏差値を40上げて慶應大学に合格するって話です。頑張って合格まで辿り着いたこと自体は褒められるべきです。ただ人それぞれ置かれた環境こそ異なりますが、上がり幅は違えどもずっと全国模試上位者でもない限り、基本はみな「ビリギャル」なんだと思います(男子生徒でも)。
まあ、映画も有村さんが可愛いということで先へ急ぎます(笑)。
ビリギャルが最初に手をつけたのは……
ところでこのビリギャル=受験対策が出来ていないさやかちゃんがまず始めたことは何だったのでしょうか。
先にいってしまいますが、基礎をしっかりやっていました。基礎とは仕組みです。仕組みさえ分かれば上位の大学でも合格は近くなるというシンプルな結論です。私はこの「基礎」っていうのが肝に感じております。なぜでしょうか?
おそらく「基礎」って言葉によってあやふやにされ、受験勉強においていったい何が「基礎」なのか分かりづらくなっているという現実があるのかもしれません。
基礎とは仕組み
繰り返しですが、基礎とは仕組みです。『ガリレオ』ってフジテレビ系ドラマで福山雅治さん扮する天才物理学者湯川学教授がよくいっていた言葉があります―現象には必ず理由がある―。日本史にしても世界史にしても、あるいは英語、現代文にしても流れがあるものにはそれに至った理由や経緯があります。多かれ少なかれ、これを知ることこそ受験の基礎なのかもしれません。
さやかちゃんはそこへ上手く辿り着けたといえます。地道に基礎をやり続けた結果ともいえます。そしてこの原作本や映画が大ヒットした理由こそ、実は見失っていた「基礎」なのかもしれません。何が基礎なのか――、息抜きに少し考えてみるのもいいかもしれません。もちろん有村さんの可愛さが全てだという意見も否定できませんが(笑)。