米国留学のコツは自己分析から!自分に合った留学を見つけよう!
米国高等機関の種類
アメリカには日本と同様、様々な高等教育機関がありますので、まずそれを知ることから始めましょう。
1.専門学校や職業訓練校
公立のコミュニティカレッジの中にあったり、私立の小規模専門学校として存在するほか、すでに学士号取得をした人向けのコースもあります。共通する点は、二年かそれ以下の期間で特定の職業の資格や免許を取得することが出来る教育機関です。例えば歯科衛生士や栄養士などのコースがあります。
2.公立コミュニティカレッジと私立短期大学
ほとんどが公立コミュニティカレッジで、私立の短大は消えつつある状況です。どちらも二年生で、卒業時に準学士号が取得出来、四年生大学に編入可能となります。
3.四年制大学
卒業時に学士号が授与され、大学院入学可能となります。
4.大学院
卒業時に修士号か博士号が授与されます。修士号は2,3年のプログラムがほとんどで、博士号取得には最低4年以上かかります。
自己分析1. あなたの目標は?
あなたはなりたい職業など、具体的な将来の目標がありますか?それともまだ決めかねていますか?はっきりした目標が決まっているのなら、それに向かった学部のある大学や職業訓練校を決めることが出来ますね。その反面、自分の目標がはっきりしないあなたこそ、米国の4年制大学留学に向いていると言えます。それは、アメリカの四年制大学では専攻を三年生になるときに決めることが多く、最初の2年間は専攻を決めないお試し期間として過ごせるようになっているからです。ですから、その場合はコミュニティカレッジなどの短大で準学士を取ってから四年制大学に入るか、一年生から入るかのどちらかが向いています。
自己分析2. あなたが留学出来る期間は?
あなたには時間制限がありますか?それとも時間にゆとりがありますか?
あなたのご両親やボーイフレンドが留学期間に制限を付けてくるようであれば、それに見合った期間で卒業出来る学校を選ばなければなりません。また、自分自身でどれだけ外国生活が出来るかの判断も必要です。専門学校なら最短で一学期分の約三か月で卒業時に資格や免許が取れますし、短大なら二年で準学士号を受けられます。四年間で学士号が可能ですし、六年なら修士号も夢ではありません。これはE.S.L.の期間を入れていませんので、英語が不安な場合はその期間も考慮します。
自己分析3.自分の財力は?
アメリカの大学の授業料は日本の大学に比べて比較的高い大学がほとんどです。中にはほとんど無料の大学もありますが、有名大学や人気のある大学ではありません。公立大学でも私立大学でも留学生の授業料は高く、年間300万円もする大学が多いです。それに生活費や居住費も掛かりますし、留学生は大学内で働く場合以外、アルバイトは許されていません。ですから、自分の資金によって留学期間が決まり、二年制か四年制かも決まって来ます。
自己分析4.あなたの成績は?
アメリカの専門学校や短大、大学は入学試験がない代わりに高校のG.P.A.(Grade Point Average)が最も考慮される事が多く、次にA.C.T.やS.A.T.といった学力試験(留学生の場合はT0EFLを出すと免除される場合が多い)が重視されます。もしもあなたが高校の成績が大変良く、他の制限がなかったら、ぜひ有名大学に申し込んで下さい。逆にあまり成績が良くない場合はコミュニティカレッジなどの短大に入学し、そこで頑張ってG.P.A.を上げると、有名大学入学も可能です。私は必至でコミュニティカレッジでG.P.A.3.8(4.0が最高点)を取ってワシントン大学編入をはたし、無事に卒業しました。
自己分析5.あなたの英語力は?
まずはじめにTOEFLを受けて下さい。TOEFL iBT (インターネット試験)で100点に近ければ有名大学に申し込むことをお勧めしますし、70点代でしたら中堅の4年制大学に入れる範囲です。それ以下でしたらコミュニティカレッジや専門学校が無難ですが、ギリギリまで勉強をして大学の基準に近づけるのも一つの案でしょう。TOEFLの結果はインターネット登録をすると受験後10日後くらいに電子メールが届き、オンラインでも確認出来ますが、申し込む大学まで届くのにはさらに時間が掛かるので、申込み期限の一か月前までに受けておきましょう。コミュニティカレッジや専門学校の申し込み期限は四年制大学よりずっと遅いので、大学申込みまでに高得点をあげられなかった時点で短期大学進学に切り替えられます。
留学はあなた次第
あなたのご両親が留学に反対するようなことは今の時代にはあまり無いと思いますが、十分な資金が得られなかったり、就職の事を考えて日本の大学へ行った方がいいという意見もあるでしょう。それならまず日本の大学を卒業してからアメリカの大学へ編入すれば二つの学士号が取れます。また、アメリカの大学へは年を取ってから行く人も多いので、今は見送って後で考えるのもいいでしょう。私自身、大学卒業したのが45歳の時でした。 どうぞあなたも充実した留学生活を体験できますように!