勉強法 やる気が出ない・勉強の習慣が身につかないそんな状態を克服するためには?

やる気が出ない・勉強の習慣が身につかないそんな状態を克服するためには?

やる気が出ない・勉強の習慣が身につかないそんな状態を克服するためには?

勉強しなくちゃいけないのに、やる気が出ない…

「『毎日勉強しよう!』と決めたものの、なかなか継続できない」
「ちょっと息抜きのつもりで友達とLINEしていたら、ついダラダラして、いつの間にか何時間も経ってた」
似たような経験は、誰にでもあることです。
やる気をだすには、どうしたらいいのでしょうか?

勉強しているうちに集中してくる!?「作業興奮」とは

「やる気が出たら勉強にとりかかろう」
実はこの考え方は間違いです。
「勉強を始めればやる気が出てくる」
これが正解だったのです。

嫌なこと、興味がないことでも、一度作業にとりかかると、脳は刺激を受け、だんだんとやる気が出てきます。
これを「作業興奮」と言います。

最初は気乗りじゃなかったのに、掃除をしていると、だんだん楽しくなってきて、いつの間にかすっかりきれいになっていた…なんて、よくある話です。
これが、作業興奮です。
人は、今自分がしていることに集中するように、脳はできているのです。

脳の「やる気スイッチ」を押そう!

やる気を出すために勉強を始めなくちゃいけない…なんて本末転倒に感じますね。
やる気が出ないのに行動を起こすというのはなかなか大変なことです。
では、行動を起こすためにはどうすればいいのでしょうか。

おすすめの方法は、勉強にとりかかる前に決まった習慣をつくることです。
例えば、コーヒーを淹れる、目薬をさす、トイレに行く……など。
「これをして、勉強を始める」と決まったルールがあると、その行動をしただけで脳が勉強をするための準備モードに入り、勉強を始めやすくなります。

最初のハードルを低く設定する

勉強にとりかかるための最初の目標は低く設定しましょう。
「とりあえず五分だけ勉強する」
「昨日解いた問題の見直しをする」
「単純な計算練習をする」

今から1時間勉強しなくちゃいけないと思うと、おっくうになりますが、目標が小さければ、「ちょっとやってみるか」という気持ちになりやすいものです。
やっているうちにだんだん気持ちが乗ってきて、本格的な勉強に移行しやすくなります。
また、目標をクリアすれば、小さな達成感を味わうことができます。

手の届きそうな目標を立てる

最初の目標をクリアした後も勉強を続けられるように、次の目標を考えます。
このとき大切なのは、必ず、手が届く目標にすることです。

目標を大きく掲げることは悪いことではありませんが、最終的に達成感を感じるまでに、すごく時間がかかることになります。
実際に目標を達成するまでに挫折してしまうことも少なくないでしょう。

あまりに遠い目標はやる気にはつながりません。
「できそう」と思うからこそやる気が出てくるのです。

「やった」という気持ちが「もっとやろう」という気持ちを生む

小さな目標を設定し、きちんとやり遂げた時には、そのことを目に見える形で残すようにしましょう。
「○月×日 ○○ページやった」
こんな簡単な記述で構いません。

記録をつけると、「こんなに頑張ったんだ」ということが実感でき、勉強を続けるための原動力になります。
ぜひ、実行してみてください。