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偏差値を10上げるには?必要な得点と学習計画の考え方

この記事のポイント
・偏差値10と得点10点は別の数字
・模試の分布と答案を見て、復習する課題を決める
・時間や期間を一律に決めず、計画と到達状況を確認する

この記事の目次
  1. 偏差値を10上げる前に、必要な得点の考え方を確認する
  2. ステップ1:模試の成績表から、失点した分野を確かめる
  3. ステップ2:入試日と課題から、1日単位の計画を立てる
  4. ステップ3:今の課題に合う教材で、基礎と演習をつなげる
  5. ステップ4:小テストで、できるようになった内容を確認する
  6. ステップ5:志望校の科目・配点と、今の失点を合わせて対策する
  7. 学習計画を相談したいときのキミノスクール
  8. 偏差値を10上げるための学習計画でよくある質問
  9. まとめ:偏差値10の目標を、次の学習課題へつなげよう

偏差値を10上げたいと考えたら、まず、どの模試・科目の数値を目標にするかを確認しましょう。

偏差値10アップは、単純に10点多く取ることと同じではありません。

この記事では、公式の計算式をもとに必要な得点の見方を整理し、模試の分析、学習計画、復習と確認の手順を紹介します。

一定の勉強時間や期間で、偏差値や合格を必ず達成できるという意味ではありません。

大学受験に向けて偏差値を上げる方法を考えるためには、模試の数字と入試で必要な得点を分けて整理することが大切です。

偏差値を10上げる前に、必要な得点の考え方を確認する

ベネッセの公式FAQは、偏差値を平均50として受験者集団の中の位置を示す数値と説明しています。

計算式は、偏差値=(個人の得点−平均点)÷標準偏差×10+50です。

平均点と標準偏差を同じと仮定した計算では、偏差値10の差は標準偏差に相当する得点差になります。

下の表は、平均50点・標準偏差15点という仮の1科目の計算例です。

次回の模試では分布が変わるため、15点増やせば必ず偏差値が10上がるという予測ではありません。

ここからは、分析・計画・復習・確認・入試対策という5つの手順で、自分が取り組む課題を整理します。

出典: ベネッセ公式:偏差値の意味と計算式

出典: ベネッセ公式:偏差値を上げるための得点の考え方

平均50点・標準偏差15点が同じと仮定した計算例(100点満点の1科目)
現在の点数・偏差値 偏差値の目標 計算上の得点目標
35点・偏差値40 50 50点(15点増)
50点・偏差値50 60 65点(15点増)
65点・偏差値60 70 80点(15点増)

実際の模試結果や予測ではなく、偏差値の式を説明するための仮の数値です。次回は平均点・標準偏差・受験者集団が変わるため、同じ得点増で偏差値が必ず10上がるとは限りません。

ステップ1:模試の成績表から、失点した分野を確かめる

模試の成績表では、総合偏差値だけでなく、科目別の得点、大問や設問別の正答率、自分の答案を確認します。

正答率が高いのに間違えた問題は、優先して原因を確かめる候補です。

知識が出てこなかったのか、解き方を理解していなかったのか、時間や読み違いが原因なのかを分けましょう。

平均点との差だけで、どの単元を勉強すべきかまでは決められません。

失点を学習課題へ置き換える例
確認した原因 次の取り組み できたか確かめる方法
知識が出てこない 教科書・単語帳等の必要な範囲を復習 答えを隠して思い出す
解き方の根拠が分からない 基本例題の条件と考え方を確認 解説なしで途中式や根拠を説明
時間が足りない 大問の順番と配分を見直して演習 同じ時間条件で解いて見直す
読み違い・計算ミスが続く 誤った手順や読み落とす条件を記録 確認箇所を決めて解き直す
未習範囲だった 学校の進度と入試までの範囲を照合 先に学ぶ内容を先生と相談

確認事項:基本問題の失点も、原因を分けて調べる

多くの受験生が解けている問題で点数を落としていたら、教科書や基本例題へ戻って確認します。

ただし、「正答率60%以上なら知識不足」と一律に判定する必要はありません。

同じ誤答でも、設問の読み違いや計算の手順、まだ習っていない範囲など、原因は異なります。

問題ごとに何を直すかを決め、次の解き直しで確かめましょう。

よくある失敗:総合偏差値の数字だけで学習を変える

総合偏差値やA〜E判定の文字だけでは、次に取り組む具体的な問題は分かりません。

科目別の結果と答案を見て、改善する課題を決めます。

また、総合偏差値は科目の偏差値の単純平均とは限らず、模試によって集計方法が異なります。

違う模試の数値や判定基準を、そのまま比べないようにしてください。

出典: ベネッセ公式:模試による偏差値の違い

偏差値40台からの計画も、今の答案から立てる

偏差値40台という数字だけで、学習の不足を一つに決めることはできません。

基本問題での失点が多いなら、用語、公式、基本解法のどこが不安かを確かめます。

知識はあるのに時間内に答案を作れなかった場合は、時間配分や解く順番の練習も候補になります。

今の自分が説明できる・できない内容を分け、必要に応じて先生に問題を見てもらいましょう。

ステップ2:入試日と課題から、1日単位の計画を立てる

志望大学・学部・入試方式の科目と範囲を確認し、未完了の課題を一覧にします。

入試日や出願締切、学校の行事と合わせて、月・週・1日の予定へ分けましょう。

教材を何周するかだけでなく、解説なしで解ける状態を、いつ確かめるかまで決めます。

例えば「基本例題を解き、間違えた問題を翌週もう一度説明する」という形で、復習も課題に含めます。

高3の夏休みは、学校がある日とは使える時間が変わるため、講習や部活動も入れたスケジュールを作ります。

高2も、進級後の予定を見据えながら、今習っている範囲の復習を計画しましょう。

確認事項:生活の予定を先に確保し、学習を割り当てる

高校生は通学、学校の授業、部活動、食事、睡眠などの予定を先に書き込みます。

その上で、教材の確認や問題演習を置ける時間を考えましょう。

朝の短い時間には知識の確認、まとまった時間には演習と採点など、取り組む内容を分ける方法があります。

休憩と予定のずれに使う時間も残し、すべての枠を勉強だけで埋めないようにします。

よくある失敗:無理な詰め込み計画を、そのまま続ける

最初から大きく勉強時間を増やすより、現在の実績と生活を見て、続けられる課題の量を決めます。

睡眠を削ったり、休憩をなくしたりする計画を前提にしないでください。

予定どおり進まなかった場合は、取り組み始める時刻、難しさ、課題の量のどこを変えるかを考えます。

遅れた分をすべて翌日に足すのではなく、週ごとに優先順位と配分を見直しましょう。

勉強習慣がないときは、短い課題から始めて記録する

勉強習慣がない場合は、始める時間と場所、小さな課題を一つ決めます。

自宅で手が止まるなら、学校の自習場所や塾などを使えるか、利用時間と移動の負担を確認しましょう。

環境を変えれば必ず1日8時間勉強できる、という意味ではありません。

実際に取り組めた時間と、できるようになった内容を記録し、少しずつ計画を調整します。

ステップ3:今の課題に合う教材で、基礎と演習をつなげる

知識や基本解法が不安な分野は、教科書や基礎レベルの問題集を使って確認します。

英単語・英文法、数学の公式なども、答えだけでなく、使う条件や意味を説明できるか確かめましょう。

教材を次々増やす前に、今ある本のどの範囲で困っているかを整理します。

全範囲が完璧になるまで演習へ進まないと固定せず、残り期間と優先順位を先生とも相談してください。

確認事項:解法の根拠を、自分の言葉で説明する

問題集に取り組むときは、答えを覚えたかだけでなく、なぜその解法を使うかを確認します。

数学なら途中式や公式を使う条件、英語なら文の構造や選択肢の根拠を説明してみましょう。

説明できない箇所を見つけたら、教科書や解説へ戻ります。

似た問題でも根拠を示せるか、時間を置いて試してください。

よくある失敗:解説を読んで、解けたことにする

解説を読んで分かったことと、自分で答案を作れることは別に確認します。

説明を閉じて解き直す問題と、もう一度試す日を決めましょう。

途中で止まったら、どの知識や考え方が出てこなかったかを書き残します。

何も見ずにすぐ答えられたことだけで定着を決めず、後の確認にもつなげてください。

英単語は、見た数と覚えた数を分けて確認する

英単語が課題の場合は、学校の単語帳などから、今の読解に必要な範囲を決めます。

答えを隠して意味を思い出し、分からなかった語をもう一度確認しましょう。

1ヶ月で1000語に目を通すことと、1000語を使える状態にすることは同じではありません。

一律の語数や周回数を効果の保証にせず、例文や長文の中でも意味を取れるか確かめます。

ステップ4:小テストで、できるようになった内容を確認する

単元が終わったときや週の終わりなどに、学習した範囲から小テストを行う方法があります。

点数だけでなく、根拠を説明できたか、時間がかかりすぎていないかを確認しましょう。

前に間違えた問題と、条件を少し変えた問題を組み合わせると、何を確認したかを整理できます。

結果を見て、次に復習する範囲と、新しく進める範囲を決めます。

確認事項:自力で解き直す日を決める

小テストで間違えた問題は、原因を確認した上で、自力で解き直す課題にします。

その場で解説を読んで終わりにせず、時間を置いてもう一度試しましょう。

何を思い出せなかったか、どの手順を誤ったかを記録すると、次の確認に使えます。

試験までの期間とほかの課題も考え、復習する順番を相談してください。

よくある失敗:点数だけを確認して、誤答を残す

点数を見た後には、次に何を直すかを具体的な問題や単元で決めます。

同じ問題へ戻るのか、前提の知識へ戻るのか、時間を測る練習が必要なのかを分けましょう。

一度にすべての弱点を解消しようとせず、次の確認日までに取り組む範囲を絞ります。

模試での変化と、普段の課題ができたかの両方を振り返ってください。

疑問点は、問題と学習記録を持って相談する

自分一人では解決しにくい疑問は、学校の先生や塾の講師などへ相談する方法があります。

問題、途中まで考えた答案、使っている教材を用意し、どこから分からないかを伝えましょう。

質問できる時間や回答までの目安は、学校やサービスごとに確認します。

誰でもいつでも即座に質問を解決できるとは決めず、返答を待つ間に進める別の課題も用意します。

ステップ5:志望校の科目・配点と、今の失点を合わせて対策する

志望校の募集要項と公開過去問で、科目、配点、問題形式、制限時間を確認します。

その条件と現在の答案を比べ、どの分野を優先して復習するかを考えましょう。

配点の高い科目は重要な材料ですが、必要なほかの科目を放置しないことも大切です。

偏差値を10上げるという目標と、志望校の入試で必要な得点を取る準備は、関連するものとして両方確認します。

確認事項:得点を補う課題は、本人の答案から選ぶ

短期間で得点につながるかは、科目名だけでなく、現在の理解と失点の内容で考えます。

理科や社会は暗記だけで短期間に伸びる、英語や数学は必ず時間がかかる、と一律には分けられません。

基本的な知識の抜けや、解法を理解すれば取り組める問題があるかを確認しましょう。

過去問の出題と配点も見て、受験までに何を確認するかを決めます。

よくある失敗:全教科を同じ時間にする、または一部を放置する

全教科へ同じ時間を割り当てる必要はありませんが、特定の科目だけで必ず補えるとも限りません。

英語と数学を全員が最優先にすべきとは限りません。

志望学部の配点、必要な科目、現在の失点、学校の進度を合わせて、時間の配分を考えましょう。

得意科目の維持と苦手科目の復習の両方を、週の予定へ入れて確認します。

残り期間に合わせて、過去問の目的を分ける

過去問は、出題形式を知るために見る場合と、本番と同じ条件で解く場合を分けて使います。

入試まで半年あるか、3ヶ月か、直前かだけで、全員の開始時期を固定する必要はありません。

未習の範囲や基礎の不足を記録し、解ける範囲の演習と復習を並行して進めましょう。

時間を測って解いた後には、採点と誤答分析の時間も必要です。

学校の先生とも相談し、受験年度の試験形式に合う問題を選んでください。

学習計画を相談したいときのキミノスクール

キミノスクールは、完全1対1の個別指導、個別の教材とカリキュラム、1日単位の学習計画を公式サイトで案内しています。

確認テストと振り返りを通じた支援も紹介しています。

相談時は成績表、答案、現在の教材、1週間の学習記録を用意し、必要な支援とコースの内容・料金を確認しましょう。

特定の偏差値から何ヶ月で必ず10上がる、という保証としては扱わないでください。

参考: キミノスクールの特長

偏差値を10上げるための学習計画でよくある質問

ここでは、必要な勉強時間、優先する科目、残り3ヶ月での考え方を整理します。

偏差値は相対的な位置を示すため、時間だけで次回の数値を予測することはできません。

自分の成績表と入試条件を用意し、次に確認する課題を決める材料にしてください。

偏差値の目標を計画へ変えるチェック

  • どの模試・科目の偏差値を10上げたいかを決めた
  • 平均点・標準偏差・得点分布の条件を確認した
  • 科目の偏差値と総合偏差値の集計方法を区別した
  • 正答率が高いのに落とした問題と原因を整理した
  • 入試科目と配点に合わせて、復習する範囲を選んだ
  • 次の確認日と、解説なしで解き直す問題を決めた

偏差値を10上げるには、何時間勉強すればよいですか?

400〜500時間などの一律の学習時間を、偏差値10アップに必要な基準にはできません。

同じ時間でも、今の知識、使う教材、科目、復習の方法、模試の受験者集団によって結果は異なります。

まず課題を一つ取り組み、解き直しまでにかかった時間と、できるようになった内容を記録しましょう。

その実績を使って、次の確認日までの計画を調整してください。

偏差値40台からは、どの科目を優先しますか?

受験する大学・学部・方式の配点と、今の失点を合わせて決めます。

基礎の不足、時間内に解き切れない問題、まだ習っていない範囲などを、科目ごとに整理しましょう。

正答率が高い問題での取りこぼしは、復習する候補になります。

英語・数学を全員に共通の最優先と決めず、成績表を持って先生へ相談してください。

残り3ヶ月でも、偏差値を10上げられますか?

残り3ヶ月という期間だけでは、次回の偏差値や合否を判断できません。

現在の成績、必要な科目、未習範囲、出願と入試の日程を具体的に確認しましょう。

取り組む問題を絞る場合も、必要な範囲を一律に捨てるのではなく、何を補うための選択かを明確にします。

志望校と併願校の方針も、学校の先生や保護者と並行して相談してください。

残り5ヶ月でも考え方は同じで、期限だけから達成を約束することはできません。

一人で優先順位を決めるのが難しい場合は、答案と学習記録を持って先生へ相談しましょう。

まとめ:偏差値10の目標を、次の学習課題へつなげよう

偏差値を10上げるという目標は、どの模試・科目を使うかと、得点分布の条件を確認して考えます。

一定の勉強時間や方法で、必ず偏差値が10上がるとは言えません。

模試の失点を分析し、生活に合う計画を立て、復習と確認を繰り返しましょう。

数値の上下だけでなく、自力で説明・解答できるようになった範囲も記録し、入試までの課題を調整してください。

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