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赤シートの使い方|暗記の手順とペン選び・教科別の活用法

この記事のポイント
・ペンは色名だけで決めず、対応表示と実際の見え方を確認する
・隠す→答える→確認する、の流れで暗記する
・用語を覚えた後は、書く・説明する・問題を解く練習も行う

この記事の目次
  1. 赤シート学習の基本|まずはメリットとデメリットを正しく理解しよう
  2. 赤シートで文字を隠すためのペンの選び方
  3. 赤シートを使った暗記の進め方5ステップ
  4. よくある失敗から学ぶ!赤シート学習の効果が下がるNGな使い方
  5. 紙とデジタルの暗記ツールを使い分ける
  6. 学習計画と復習についてキミノスクールへ相談する
  7. 赤シートの使い方に関するよくある質問
  8. まとめ

赤シートを使っているけれど、隠した答えを本当に覚えたか自信がない、文字が透けて見える、と悩んでいませんか。

赤シートは、答えを隠して自分で答えるための道具です。この記事では、ペンとシートの組み合わせ、暗記の手順、教科別の活用法を紹介します。まずは今使っている教材の一問を隠し、答えを見ずに説明できるか確かめましょう。

赤シート学習の基本|まずはメリットとデメリットを正しく理解しよう

赤シート学習は、覚える箇所を隠し、答えを思い出して確認する学習方法です。眺めるだけでは、答えを自力で出せるか分かりません。

隠す→答える→答えを確認する、という流れを作り、思い出せなかった箇所を復習します。赤シートを使っただけで、記憶の定着や成績向上が保証されるわけではありません。

赤シートを使って勉強する3つのメリット

赤シートのメリットは、手元のノートや参考書を使って反復練習を始めやすいことです。短い休み時間でも、確認する範囲を小さく区切れば取り組めます。

二つ目は、隠した答えを思い出す練習(アクティブリコール)をしやすいこと。三つ目は、正解・不正解を記録して、苦手な部分を見つけられることです。移動中は安全を優先し、歩きながら使わないようにしましょう。

やり方を間違えると逆効果?赤シート学習の注意点とデメリット

赤シート学習には注意すべきデメリットも存在します。

一つ目は、用語の丸暗記に終始してしまい、言葉の背景や文脈といった本質的な理解が疎かになる危険性があることです。

二つ目は、隠して思い出す作業が単調なため、集中力が続かず、ただシートをずらすだけの作業になってしまうケースが少なくありません。

そして三つ目は、覚えたかどうかを自分でチェックするため、答えを思い出せなくてもすぐに見てしまい、自分に甘くなってしまう可能性がある点です。

これらのデメリットを理解し、対策を講じながら取り組む必要があります。

赤シートで文字を隠すためのペンの選び方

赤シートで隠れるかどうかは、ペンのインク、シート、紙、照明などの組み合わせによって変わります。色の名前だけで決めず、メーカーが示す対応と、手持ちの教材での見え方を確認してください。

自分で書いた答えを隠す方法と、印刷された黒い文字を暗記用マーカーで塗って隠す方法は別です。用途に合う道具を選びましょう。

書いた答えを隠す方法と黒い文字を塗って隠す方法

自分でノートに書いた答えを隠す場合は、赤シート対応の筆記具を選び、実際にシートを重ねて試します。「赤ペンならすべて使えない」「オレンジなら必ず隠れる」という決めつけは避けましょう。

印刷された黒い文字を隠す場合は、文字の上を塗る暗記用チェックペンを使います。例えばゼブラのチェックセットでは、緑のチェックペンと赤シート、赤のチェックペンと緑シートという対応が案内されています。

出典:ゼブラ「チェックセット」(https://www.zebra.co.jp/pro/detail/check-pen/)。

ノート用のペンは対応表示と試し書きで選ぶ

暗記ノートには、赤シートへの対応が製品説明で確認できるボールペンなどを使います。オレンジ色などのインクも、製品によって隠れ方が異なるため、手持ちのシートで試し書きしましょう。

問いや説明は黒などで書き、答えの部分だけを隠せるようにすると、何を問われているか確認しやすくなります。学校へ提出するノートでは、先生の指定に従ってください。

教科書には対応する暗記用マーカーを使う

教科書や参考書の黒い文字を隠したい場合は、赤シートに対応する暗記用マーカーで、答えの部分だけを塗ります。ゼブラの緑のチェックペンは赤シートとの組み合わせが案内されています。一般の緑色の蛍光ペンすべてが同じように使えるわけではありません。

インクのにじみや裏写りは紙との相性もあるので、余白や別紙で試してから使いましょう。借りている本や書き込み不可の教材には、別の暗記ノートを作ってください。

出典:ゼブラ「チェックセット」(https://www.zebra.co.jp/pro/detail/check-pen/)。

赤シートを使った暗記の進め方5ステップ

赤シートと対応するペンを用意したら、小さな範囲で自分の理解度を確認します。大切なのは、隠す作業の回数ではなく、答えを見ずに思い出せたかを確かめることです。

次の5ステップを目安に、覚える内容と復習する箇所を整理しましょう。

赤シート学習の5ステップ
手順 確認すること
1 全体を読む 用語の意味と文脈を理解する
2 隠す箇所を選ぶ 問いを残し、答えだけを隠せるようにする
3 答えて確認する 答えを見る前に、声や文字で答える
4 間違いを復習する 原因を調べ、もう一度隠して答え直す
5 時間を空ける 翌日や数日後などに再確認し、間隔を調整する

ステップ1:まずは参考書やノートの全体像を把握する

暗記作業に入る前に、まず参考書やノートの該当範囲を一度通読し、学習内容の全体像を掴みます。

これから覚えようとしている単語や用語が、どのような文脈で使われ、全体のどの部分に位置するのかを理解することが重要です。

この一手間を加えることで、個々の知識がバラバラにならず、関連性を持った一つのまとまりとして記憶に残りやすくなります。

歴史の年号を覚える前に時代の流れを把握するのと同じで、まずは地図を手に入れることから始めましょう。

ステップ2:覚えるべきキーワードにペンで印をつける

全体像を把握したら、覚えるべき重要なキーワードや文章を選び、対応するペンで答えを書いたり、暗記用マーカーで印をつけたりします。

何でもマークせず、授業で重要とされた内容や、自分が間違えた箇所を中心にしましょう。印をつける前に、隠しても問いの部分や文の意味が分かるかを確かめます。

ステップ3:赤シートで隠して「思い出す」作業を繰り返す

印をつけた部分を赤シートで隠し、その言葉や答えを自分で出してみます。声に出す場合は周囲に配慮し、紙に書く方法でも構いません。

すぐに答えられないときは短く考えてから答えを確認し、間違えた理由を調べます。答えを見た後は、もう一度隠して答え直してください。考え続けて時間を使い切らないよう、確認する範囲を小さく区切りましょう。

ステップ4:思い出せなかった部分に絞って集中的に復習する

思い出せなかった部分や間違えた部分にチェックをつけ、次の復習で優先します。答えを写すだけでなく、似た用語との違いや忘れた原因を整理しましょう。

一度正解した箇所も、時間を空けて確認します。「一回できたから今後は見ない」と決めず、全体を時々テストし、復習の対象を更新してください。

ステップ5:時間を空けてテストし記憶の定着度を確認する

その場で答えられた内容も、時間を空けてもう一度テストします。例えば翌日、数日後、1週間後と確認する方法がありますが、これは計画の一例です。

最適な復習間隔は、教材の難しさ、覚え具合、テストまでの期間によって変わります。忘れていた内容は早めに確認し直し、答えられる内容は間隔を広げるなど調整しましょう。

よくある失敗から学ぶ!赤シート学習の効果が下がるNGな使い方

赤シートを使っていても、答えを見ただけで確認を終えたり、必要以上にマークしたりすると、どこを理解していないか分かりにくくなります。

以下の使い方になっていないか、手元の教材を見ながら確認してください。

ただ赤シートで隠して眺めるだけの「受け身学習」になってしまう

答えを思い出せず、シートをずらして「ああ、これだった」で終わると、自力で答えられるようになったか確認できません。

答えを見る前に、言葉にするか紙に書いてみましょう。確認後にも隠して答え直すと、「見れば分かる」と「自分で答えられる」を区別できます。

重要箇所が分からなくなり教科書をマーカーで塗りつぶしすぎる

不安な気持ちから、教科書や参考書のほとんどのページをマーカーで塗りつぶしてしまうのも、よくある失敗例です。

ページ全体がマーカーだらけになると、本当に重要なポイントが何なのかが分からなくなり、学習のメリハリが失われてしまいます。

結果として、暗記すべきことの多さに圧倒され、モチベーションの低下にもつながります。

マーカーを引くのは、授業で先生が強調した部分や、過去問で頻出の部分など、客観的な基準で本当に重要な箇所に限定しましょう。

「覚えたつもり」で満足してアウトプットを怠ってしまう

用語を答えられるようになった後は、実際の問題演習へ進みましょう。赤シートは、知識を思い出せるかを確かめる道具であり、記述や計算を含むすべての問題の練習を代わりに行うものではありません。

英単語なら日本語訳を隠す確認に加えて、つづりを書き、英文の中で意味を確かめます。歴史なら人物や年号を覚えた後、出来事の原因と結果を説明しましょう。理科なら用語や公式を覚えるだけでなく、使える条件と解き方を問題で確認します。

紙とデジタルの暗記ツールを使い分ける

紙の赤シート以外にも、暗記カードやスマホ・タブレットのアプリを使う方法があります。道具を増やす前に、今の教材で「答えを隠して確認する」練習ができているかを見直しましょう。

持ち運びや記録のしやすさ、集中しやすいかを基準に選びます。新しいアプリを使うだけで学習効果が上がるとは限りません。

スマホで手軽に復習できる赤シートアプリの活用法

赤シートアプリには、撮影したノートの一部を隠したり、暗記カードで答えを確認したりできるものがあります。対応する機能、料金、利用条件はアプリごとに異なるので、公式説明で確認してください。

学習中に通知や別のアプリが気になる場合は、紙の教材を使う方法もあります。学校や教材の利用ルールを守り、自分用に作った暗記データを無断で他の人へ公開しないようにしましょう。

赤以外のシートもペンとの対応を確認する

暗記シートには赤以外の色もあります。色そのものによる集中力の向上を前提に選ぶのではなく、ペンとの対応と、文字を確認しやすいかを基準にしましょう。

ゼブラのチェックセットでは、赤のチェックペンには緑シート、緑のチェックペンには赤シートという組み合わせが案内されています。別の製品はそのメーカーの説明に従い、実際の見え方を確かめてください。

出典:ゼブラ「チェックセット」(https://www.zebra.co.jp/pro/detail/check-pen/)。

学習計画と復習についてキミノスクールへ相談する

「復習の予定を立てても続かない」「どの教材を優先すればよいか分からない」ときは、学校の先生や塾の講師に相談しましょう。暗記だけでなく、理解と問題演習を含めて学習計画を考えることが大切です。

キミノスクールでは、完全1対1の個別指導、一人ひとりに合わせた学習計画、確認テストや振り返りを通じて学習を支援しています。赤シートの使い方も含め、現在の学習状況に合う進め方を相談できます。

指導を受けたことや特定の道具を使ったことだけで、点数上昇や合格が保証されるわけではありません。

参考:キミノスクールの特長(https://kimino-school.com/service/)。

赤シートの使い方に関するよくある質問

ペン選び、復習の頻度、問題演習との組み合わせについて、よくある疑問を整理します。

赤シートで文字が透けてしまいます。おすすめのペンはありますか?

まず、ペンとシートが対応しているか、製品説明を確認しましょう。同じ色名でも、インクや紙、照明によって見え方が変わるため、試し書きが役立ちます。

ノートに答えを書く場合と、印刷された黒い文字を暗記用マーカーで塗る場合を区別してください。うまく隠れなければ、紙片や暗記カードで答えを覆う方法も使えます。

赤シートを使った暗記は、どのくらいの頻度で復習するのが効果的ですか?

決まった間隔が全員に最適とは限りません。まず翌日や数日後に確認するなど予定を作り、正答できたかに合わせて調整してください。

テストが近い内容や、繰り返し間違える内容は早めに復習します。復習予定を増やしすぎて、理解や演習に使う時間がなくならないようにしましょう。

用語は覚えられますが、テストで点が取れません。赤シートの使い方に問題があるのでしょうか?

用語を覚えるだけで満足してしまうと、応用力が身につきません。

赤シート学習は知識のインプットと確認には有効ですが、それだけでは不十分です。

覚えた知識を使って実際に問題を解く「アウトプット」の練習を組み合わせることが不可欠です。

インプットとアウトプットを繰り返すことで、知識が本当に使えるものになります。

今日の学習を終える前に

  • ペンとシートが対応しているか確認した
  • 答えを見る前に、自分で答えた
  • 間違えた箇所と理由を記録した
  • 用語だけでなく、書く・説明する・問題演習も行った
  • 次に復習する日を決めた

まとめ

赤シートの使い方は、対応するペンを確認し、答えを隠して自分で答え、間違えた箇所を復習することが基本です。色の名前だけで道具を決めず、実際の教材で見え方を確かめましょう。

全体像を理解してから暗記し、時間を空けて確認し直します。英語・歴史・理科などでは、用語の確認に加えて、書く・説明する・問題を解く練習も組み合わせてください。

まずは今日学んだ範囲から少し選び、答えを見ずに確認するところから始めましょう。

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