無生物主語の訳し方は? 5分で訳し方を解説します!
タイトルに疑問や関心を持ちましたか?5分で解説し、疑問解消と受験英語力アップのお手伝いをします。
はじめに
英語では無生物を主語とする文章を多用しますが、日本語では通常使用しないので、直訳すると、不自然な(ぎこちない)日本語となる場合があります。
例文を使用して分かりやすい日本語への訳し方をまとめると次のようになります。
訳し方の要約
その1
(無生物主語の構文)
About five minutes’(主語に結びついた語句) walk(主語)along this road will lead you(目的語) to the station.
(この道に沿った5分の歩行が駅にあなたを連れて行くでしょう。)
目的語である生物(人を含む)youを主語に、主語であるwalkと主語に結びついた語句About five minutes’を副詞句または副詞節に変換します。
(youを主語とする構文)
If you walk about five minutes along this road(副詞節) you(主語)will reach the station.
(この道を5分ほど歩くと、あなたは駅に着くでしょう。)
以上、無生物が生物(人を含む)や無生物に動作をさせたり(例 ~させる)、動作を及ぼしたり(例 知らせる)、反応を起こさせる(例 驚かす)場合の訳し方です。
その2
(無生物主語の構文)
The book sells well.
(その本は良く売れる。)
His creativity made the new game.
(彼の創造力がそのゲームを作った。)
動詞が自動詞(上の例 sells)の場合、無生物(上の例 book)を主語にして訳しても不自然な日本語となりません(日本語でも自然に無生物が主語となります)。
また生物(上の例 His)と結びついた無生物(上の例 creativity)の場合、無生物を主語にして訳しても不自然な日本語となりません。
「そのゲームは彼の創造力で作られた」とわざわざ訳し換えることは必要ないでしょう。
以上の解説で足りたという方はここで終わりです。
もう少し知りたいという方は次に進んでください。
無生物主語の文章に使用される動詞の例
動作をさせる
bring cause compel enable force lead make oblige take
動作を及ぼす
allow cost deprive find give hinder inform keep permit prevent remind save say show
反応を起こす
delight surprise