昔は王は神?王権神授説vs社会契約説・社会契約説は3人も唱えた⁉︎
王権神授説
17世紀頃まで、西洋ではこの王権神授説という考えでした。
神が世界を作り、神から権力を授かった国王が国を支配する。
これを、絶対王政といいます。
作り直しができません。
また、革命は否定されました。
社会契約説
神ではなく、人が必要だから社会を作った。という考えです。
作り直しができます。
また、市民革命などが肯定されました。
社会契約説を3人も唱えました。(注意)
T.ホッブス
目的は「万人の万人に対する闘争」の回避。
主権は君主主義。政治体制は絶対君主制。
主な著「リヴァイアサン」
J.ロック
目的は生命・自由・財産。所有権の確保。
人民主権、間接民主制を提唱。
主な著「市民政府二論」
J.J.ルソー
目的は、自然状態の回帰。
人民主権、直接民主制を提唱。
主な著「社会契約論」
少しずつ考えが違うので、注意が必要です。
ここで、おさらい問題
Q1 ホッブス・ロック・ルソーの差を説明せよ。
Q2 王権神授説と社会契約説の差を説明せよ。
解答
A1 ホッブスは、君主主義・絶対君主制
ロックは、 人民主権・間接民主制
ルソーは、 人民主権・直接民主制
A2 王権神授説は、神が世界を作り、国王が国を支配する説。
社会契約説は、人が、必要だから社会を作った。の差。
――となります。