inとatの使い分けを分かりやすく解説!|英語勉強法
「in」と「at」は前置詞の中でも使用頻度が高く、だからこそ使い方を混乱しがち。
in と at の持つ元々の意味を確認しながら、用法を見ていきましょう。
①inの意味と使い方
inは、「(ある範囲の)中に」というのが基本的な意味。
これは場所だけでなく時間や着ている衣服などにも通じる考え方になってきます。具体的に見ていきましょう。
in Tokyo (東京で) in the air (空中で)
in red (赤い服を着て) write in black ink (黒いインクで書く)
in January in 1593 (1593年の1月に) in the morning (朝に)
inはある程度の範囲の幅があり、その中で、という意味になるので、上の例もそれに沿った意味合いになります。
個々に見てみると、「in Tokyo」はある程度広い、「東京」という広い範囲の場所の中で、という意味ですし、
「in red」というのは「赤い服の中に身を包んだ状態」を表します。
「in black ink」というのは「黒という色のインクの中で」というイメージ。
時間だと、「in January in 1593」、つまり「1593年の1月中」という意味であって、1593年1月の中でも、どの日なのかまでは明示していない表現になります。「in the morning」も同じです。「朝」ではありますが、具体的な時間までは明示していない表現です。
ちなみに、表題とは少しずれますが、どの日なのかを具体的に明示したい場合に使うのは「on」です。「on Sunday(日曜日に)」や、「on Augusut 2(8月2日に)」という感じですね。
②at の意味と使い方
at というのは、一枚の紙に書かれた一つの点のような、「ある一点に」というのが基本的な意味です。
どういうことかと言いますと、例えば、
at school (学校で) be surprised at (~に驚く)
at one o’clock (1時に) at the party (パーティーで)
look at (~を見る)
atは「とある一点」というのが元々の意味ですから、in よりも示す範囲はとても狭く、まさに「この一点で」、という意味で使われます。
個々に見ていきますと、「at school」はかなり場所が限定されている状態です。inが「都市」といった広い範囲で使われるのに対し、ピンポイントに「学校」を指しているわけですね。
「surprised at」は、とある出来事を具体的に指しながら驚いている状態です。
「at one o’clock」は「1時ジャスト」の時間を指定しています。
「look at」は「(ある一点を)見る」イメージですね。
ちなみに「be interested in~(~に興味がある)」ですが、これは自分が何かに「熱中している状態」を指しますので、inが使われるのですね。
基本的な意味から派生して様々な用法で使われる in と at ですが、inにはある程度の範囲の幅があり、atにはその幅が無く、まさにピンポイントを指しているイメージ。
この意味の違いを理解しておけば、用法を正しく理解しながら覚えていけるでしょう。