応用問題は注意が必要?応用問題を解くメリットとデメリット
応用問題のメリット
応用問題のメリットとして、勉強した知識を難しい問題でどのように使っていくのかの感覚が養われることが挙げられます。難しい問題でも、基本的な知識をうまく組み合わせていけば解ける問題があります。勉強して覚えてきた知識を、難しい問題でもしっかりと生かせるということが、力をつけるということになります。応用問題を解いていくことは、知識を応用して難しい問題への対応力を養成していくことにつながります。自分でしっかり覚えたことを、いろいろなパターンの入試問題で柔軟に生かせる力をつけられることが、応用問題のメリットといえます。
応用問題のデメリット
応用問題のデメリットとして、基本知識が不安定なうちに解いてしまうと逆効果になってしまうことが挙げられます。受験勉強を進めていくと、どうしても難しい問題を解かなければいけないという思いが強くなってきます。しかし、基本知識がおろそかな状態でレベルアップとして応用問題に取り組んでも正確に解くことは難しいですし、問題を解いた後に「自分が勉強してきたことはこうやって問題に生かせた」ということを実感できなくなります。正確に解けないことや難しく感じてしまうことで、それがモチベーションの低下を招くことにもなります。難しい問題をいろいろ解かなければならないというプレッシャーもあるかと思いますが、応用問題をうまく活用するためにも、しっかりと基礎ができあがった段階から応用問題を解くようにした方が効果的です。
基本を養った後でも応用問題の解きすぎには注意する
基礎知識が定着した後でも、応用問題を解きすぎることで基本事項が再びおろそかになることがデメリットとして挙げられます。基礎知識が危うくなればそれだけ問題の正答率が下がってしまいます。応用問題や難解な問題を解くようになっても、間違えた部分に関連する基本問題を途中で解いてみるなどして、応用問題だけにならないように注意したいところです。一度解いた基本問題でも、何回も繰り返して確実な力をつけることは大事なことです。
デメリットに注意しつつメリットを生かして着実なレベルアップを
応用問題は確かに使い方を誤ると非効率的ですしモチベーションの低下や基礎知識の不安定さを招くことにもなりますが、デメリットを意識したうえでメリットを考え効果的に使っていけば、実践力をきちんとつけていくことができます。いろいろな入試問題に対応していくためにとても便利な方法にもなります。応用問題を効果的に使って着実に力を上げていきましょう。