センター試験対策:英語で武器になるのは「語い」
英語で苦労している人は一概に「語い」が少ない
「試験の英語は苦手…」という人に共通して言える事は語いの少なさです。
I was so exhausted because of the hiking in the terrible rain.
例えばこの文章。「私はひどい雨の中のハイキングでへとへとになってしまった」という文章ですが、英文法の知識が無くとも、「私、疲弊した、~のために、ハイキング、ひどい、雨」という程度の単語の知識があれば、なんとなく文章全体の意味が酌めるのです。
仮に「exhausted」と「hiking」を知らなかったとしましょう。
「私、?、~のために、?、ひどい、雨」
これだけだと、ひどい雨の何のために私がどうなったのか分かりません。
文法云々以前に語い力がいかに大切かという事がお分かりいただけたでしょうか。
語いを増やすには
では、語いを増やすにはどうしたら良いのでしょう。
答えは単純です。
ひたすら覚える
ただ、それだけなのです。
「隠して、覚える」という努力を積まなければ語い力は身につきません。
工夫して効率的、効果的に覚える事はできますが、「覚える」という努力無しに語いを増やす裏技や魔法はありません。
センター試験に限っては意味が分かればOK
しかし、センター試験のみで英語を使う皆さんには朗報です。
センター試験はマークシート方式の試験なので、英語のスペリングは問われません。語い力を最も問われるのは長文読解問題ですが、読み解く力、つまり、意味さえ分かれば試験問題に臨む事ができるのです。
意味だけ押さえるための「語い」増強学習法
では、ひとまず意味だけ分かるようになるにはどうしたら良いか、簡単にご紹介します。
日本語を隠して、英語を見ながらその単語を読み上げて、日本語の意味を言う。
それだけです。
これなら「英語を隠してスペルを書いて覚える」よりもずっと簡単ですね。
是非おためしください。
「語い」を増やすための参考書は過去問
書店の受験勉強コーナーへ立ち寄ると、沢山の単語帳などが並んでいて、正直なところ、どれを選べばよいか分からなくなってきてしまいそうです。
センター試験向けに語いを増やしたい方へ、私が一番おすすめしたいのは、過去問題です。
過去問題に登場する、自分が知らない単語を抜き出して、オリジナルの単語帳(あるいは単語リスト)を作ってみましょう。
過去問研究とは言ったもので、何年か分をまとめてみると、頻出単語が自ずと分かってきます。
他に、勿論「センター対策」とうたっている参考書などを使っても良いでしょう。
学校の教科書は独特な名詞などが多数含まれるため、あまりおすすめしません。
まとめ:「語い」は1日にして成らず
語い力アップには、継続力と根気が不可欠です。一夜漬けで身につく代物ではありません。
理解さえしてしまえば、それで解決というものでもありません。
1日1日、着実に語いを増やし、時にはきちんと復習しながら、知識として定着させていきましょう。